約 1,629,512 件
https://w.atwiki.jp/regulussov/pages/13.html
ここにではレグルス帝国、レグルス国家再生政府、レグルス国民国、レグルス第三帝国の人物について記載する レグルス帝国 国家指導者 ギース・ヴァンガード・クロムウェル + ... ギース・ヴァンガード・クロムウェル Ghis Vangard Clomwell 生誕 シリア ダマスカス 統一歴96年 12月15日 死去 シリア ダマスカス 統一歴149年 4月30日 職業 独裁者 政治家 概要 ギース・ヴァンガード・クロムウェル 30年前に滅んだレグルス第二帝国の総統。レグルスの名家クロムウェル家の出自。父の支援の下で連合帝国期から若くして政治家となった。 連合帝国末期の第一次東地中海戦争前に開戦に反対するが失脚。しかし終戦後の混乱の中で警察長官と組みクーデターを敢行、独裁政権を確立する。だがその後政権の混乱が続き暗殺未遂が起きると突如辞任を表明、失踪した。 130年代末期から140年前半にかけてレグルス第二帝国が再び混乱すると復活、脆弱な与党だった帝国党をまとめ上げファッショ体制を構築、再び総統の座についた。総統としては破綻寸前の財政を略奪経済で誤魔化し国民の目を国内の不満から背けるため各地で戦争を繰り返した。 アフリカ大戦、トランスコーカサス戦争など各地で戦勝を飾り国内での支持が絶頂にあった時期にモレラ・フランス打倒を掲げ開戦した。レグルス戦争の始まりである。レグルス戦争では一貫して国内の動員へ努力し、国家総力戦を戦った。少なくとも虚飾の帝国であったレグルス国が最後まで総力戦を続けられた理由の一つはクロムウェルの貢献である。またクロムウェル最大の愚行とも言われる共産国家への宣戦布告はそうでもしなければ国家財政が破綻するという事実のため致し方ない面もあった。 しかし戦争全体の趨勢がレグルス不利となるとクロムウェルは主に軍需の面で軍に積極的に関与し、また親衛隊を無駄に強化した。レグルスが超重戦車をやたら量産したり親衛隊が増長した原因もまたクロムウェルにある。 クロムウェルは一貫して戦争継続を求め続け、本土侵攻目前となってもそれは変わらなかった。クロムウェルは国外への逃亡を却下し続け帝都ダマスカスが戦場になってもダマスカスに留まり続けた。最後には残る政権幹部も官邸から追い出した後に自殺したとされている。 レグルス国家再生政府 国家指導者 アンドレイア・レヴィツェンスク + ... アンドレイア・レヴィツェンスク Andreia Revitcensk 生誕 パレスチナ ガザ 統一歴99年 1月31日 死去 バングラディシュ ダッカ 統一歴182年 6月3日 職業 独裁者 政治家 概要 アンドレイア・レヴィツェンスクはレグルス帝国の官僚・レグルス国家再生政府の独裁者。アプソゴスイデオロギーと呼ばれる極端な中央集権と個人崇拝による国家の統制を主張する。秘密主義者として知られ、レグルス国家再生政府の閉鎖性と複合し知られている情報はあまりにも少ない。 経歴 現在知られているレヴィツェンスクのもっとも古い情報は、古いパレスチナ軍閥の役所の廃墟から発見された出生届に記載されていた。それによればレヴィツェンスクは統一歴99年1月31日にガザでユダヤ人の両親の下に生まれた。明らかな先天疾患はなかった。 幼少期のレヴィツェンスクに関する情報は極端に少ない。この頃の唯一の記録はダマスカスに家族とともに転居したことのみである。 レグルス帝国の公式の記録にレヴィツェンスクが初めて登場するのは126年のレグルス軍のロジスティクスについての提言書である。この文書は複数名の調査による共同執筆とされているがそのうちの一つにレヴィツェンスクの名前がある。この記録によればレヴィツェンスクはレグルス帝国の交通省に勤務していた。 再びレヴィツェンスクの名前が登場するのは129年のインド洋戦争で兵站の専門家として文民の身でインドに出向したという記述に残されている。これ以後レヴィツェンスクは長い期間をレグルス領南アジアで過ごすことになる。 南アジアでレヴィツェンスクは植民地テクノクラートとして優秀な才能を発揮した。特にバングラデシュでの活動は多くの人物の目に留まっており、幾つかの人物の日記にインド人の"効率的な"使用と高い生産性についての記述が散見される。 またこの期間でレヴィツェンスクに何かしら決定的な転機があったと考えられている。その証拠としてレヴィツェンスクは数週間にわたってアルプスの山麓で遭難したが、それ以前とそれ以後で明らかに人格に変容を生じたと考えられる証言や記録が残っている。この期間以後のレヴィツェンスクは秘教的仏教・イスラム教に強い関心を示すようになったと言われており、後の国家再生政府の指導に影響を与えた可能性が指摘されている。 インドでのキャリアを積んだレヴィツェンスクは143年にレグルス本国に帰国した。この時期はレグルス帝国が後のレグルス戦争に発展する軍事行動を決意した頃と完全に一致しており、恐らく大規模な軍事行動に伴う補給の専門家として召喚されたものと考えられる。実際これ以後レヴィツェンスクはレグルス戦争の各地の戦場に赴き補給線について多くのレポートを残している。またこの頃レヴィツェンスクは交通省の事実上のナンバーツーである事務次官にまで出世している。 この時期のレヴィツェンスクについては各地に記録が残っているが、中でも本国の効率的な国家社会主義官僚体制に強い関心を示していたことと、反対に、特に戦況が悪化してからは官僚に無理解と政治上の達成不可能なタスクを要求する指導部への不満を漏らしていたことが語られている。 147年レグルス戦争末期にレヴィツェンスクは再び南アジアに派遣された。これには資源が不足する本土に南アジアの資源を少しでも供給しようとする首脳部の意向があった。この時レヴィツェンスクは南アジアの全ての物流を掌握するポストに就任し、任務の達成に尽力した。しかし148年後半になるといよいよレグルスの敗戦は明らかなものになった。この段階でレヴィツェンスクは密かにレグルスを見限ったと考えられ、物資を自身の基盤の強力なバングラディシュに集積し意図的に本土への発送を遅らせた。 149年遂にレグルス帝国本土が降伏すると多くの人員や技術資料を積んだ亡命船団が次々にバングラディシュに入港した。その中には旧帝国の首脳部の幾人かも含まれており、彼らはレグルス帝国 の再興を目指しレヴィツェンスクに協力を要求した。既にレグルスを見限っていたレヴィツェンスクは彼らを"会議場所"に呼びつけるとこれを木っ端微塵に爆破、周到な計画通りに当日中に旧帝国ののシンパを拘束・抹殺するとレグルス帝国の正統後継政府(レグルス国家再生政府)を国際社会に宣言した。 国家再生政府の宣言はレヴィツェンスクの予想通り国際社会からはほとんど見向きもされず無視された。これで国際社会はバングラディシュに介入しないと自信を得たレヴィツェンスクは国内の急速なアプソゴスイデオロギーによる"教化"のプロセスを開始した。この過程で多くの反乱や出血が起きたが何れもレヴィツェンスク政権に打撃を与えられなかった。 しかしレヴィツェンスクに対する脅威は外部から迫っていた。レグルス国家再生政府の安全保障は保護者であるルークリア国にかかっていたが、同国は新ソ連や大中華といった外部勢力の蚕食にさらされていた。レヴィツェンスクが動いたのはパキスタン戦争とインド戦争だった。前者ではレヴィツェンスクは新ソ連に対し即時の進撃停止を要求、受け入れられない場合は核攻撃も辞さないとする警告を発し、これが無視されると実際に核攻撃を行いテヘランを破壊した。インド戦争でも新ソ連及び大中華に対し即時停戦を脅迫した。しかし大中華は引き下がったが新ソ連は引き下がらず、逆に新ソ連によって国家再生政府は核攻撃を受けた。この攻撃で国家再生政府は消滅、レヴィツェンスクも死亡した。 レグルス国民国 国家指導者 アーデルハイト・クロムウェル + ... アーデルハイト・クロムウェル Adelheid Clomwell 生誕 不明 不明 不明 不明 職業 政治家 概要 レグルス国民国の事実上の国家元首。国民国の樹立までは新ソ連内部でレグルス最高のための闘争を指導していたとされているが、これはクロムウェルの外見年齢(明らかに10〜20代)に反するためプロパガンダであると考えられている。権限上は国民国の独裁者といっても過言ではないが、政府内での力については疑問が呈されておりレグルスの名門クロムウェル家の血を継ぐものとして利用されていると考えるものが大半である。 レグルス第三帝国 国家指導者 アーレス・レクスフォード + ... アーレス・レクスフォード Andreia Revitcensk 生誕 不明 不明 不明 不明 職業 政治家 概要 レグルス第三帝国の頂点に君臨する独裁者。国家の中枢たる政治と軍の最高指導者であり党の指揮者。E.F.60年代の国家解放戦役を軍最高司令官として指揮し、その後祖国統一党を結成し第三帝国体制を築いた。 レクスフォードは国家の中で無謬で全能の存在として扱われており、個人崇拝の対象となっている。 一方でその存在には不可解な点も多い。E.F.140年の時点でレクスフォードは120歳を超えているにもかかわらず国家解放戦役のころと変わらない外見でテレビジョンに登場し続けている。
https://w.atwiki.jp/yaranaiomm/pages/540.html
wiki内コメントlog置き場79 抜けるんだったら、割と対処は楽だな (2013-01-18 14 33 19) 2T目にアルテマダンテマトリクス狙えるなら下の案も悪くない気がしてきた むしろ妨害耐性あって必中ならエーリカ狙うわ (2013-01-18 14 32 40) ルミナス抜けるってー (2013-01-18 14 32 02) そしてイヴの即死攻撃である (2013-01-18 14 27 19) アルテミスで出落ち狙うのは、手段であって目的じゃないからなぁ ニュクスが出落ち狙いに最適だってだけの話であって (2013-01-18 14 25 36) とりあえず、両方の案練ってさ戦闘になってアルビオンと戦う事になったらステータス見て判断すればいいんじゃない? マホカンタ張ってる能力ならマホカンタの反射回数とか出るだろうし、だむに質問すれば常時マホカンタか答えてくれるよ 「突破では無視できないマホカンタ発生の特性。特性だから回数無限でステータスにも表示されない。質問?無視するにきまってるだろ」ならもう露骨にだむが罠仕掛けてるって事だから反射されると思ってほかの奴狙おうw (2013-01-18 14 24 30) そんなにテミスでアルビオン出落ちさせたいならこうすりゃ良いんじゃね? ドルフラもしとけば流石に落ちるだろ。初手パリペされたら知らん 1T 昂揚>アルテミス アルテミス:歌舞アザステ>自分 ためる 2T 一点貫通(大防御対策)>アルテミス アルテミス:リトルマダンテ エンカレ>自分>最速 マトリクス>アルビオン (2013-01-18 14 23 53) 反射された分に関しては、シャンティが引き受けるんじゃない? むしろ破壊の乗った攻撃がマホカンタで跳ね返って、シャンティの防御特性が軒並み砕け散るのが問題 あくまで突破や破壊で、ブレイズルミナスを無力化できない場合、だが (2013-01-18 14 23 06) 理論上は突破つければメラでもアルテミスにダメージ与えられる (2013-01-18 14 19 57) 突破で反射は抜けないよ。反射を抜けるのは反射貫通か減少攻撃だけ (2013-01-18 14 19 30) 突破乗せた攻撃がマホカンタで跳ね返ったら、流石にアルテミスでもダメージ受けるよな? (2013-01-18 14 16 49) じゃあどうやってカイジはアルビオンの出落ち防げばいいんだよ? (2013-01-18 14 13 39) だからアルテミスはフェイスレス戦で突破を覚えたから 「マホカンタを張る能力」じゃなければ突破で特性無視できるんだよ (2013-01-18 14 11 10) ブレイズルミナスはオートマホカンタっぽい事を去年の8月あたりにだむがほのめかしてる アルテミスは、耐性で反射なら影響を受けないけど特性で反射されると跳ね返る。ダメージは受けないけど あと破壊する能力さんではブレイズルミナスは反射だけ残るんじゃない?軽減する特性だけ無視するみたいだし (2013-01-18 14 08 38) 仮にマホカンタの効果を持った特性でドルフラあてたとしても 今の破壊さんの仕様だと壊せない筈だね。エラッタされたから (2013-01-18 14 04 50) 魔王降臨シンエンノヤミがド安定だと思うがな。あれ、今の破壊さんだとできないんだっけ? (2013-01-18 13 59 04) 反射って特性無視では抜けないんじゃね? 玲瓏のマテマスをドルフラにすれば反射貫通して特性破壊できると思うけど (2013-01-18 13 53 48) ちゃうねん。「マホカンタを張る特性」だったら、マホカンタ障壁自体は防御特性じゃないから破壊できないねん 「マホカンタの効果がある特性」だったら破壊できるけど (2013-01-18 13 53 29) ↓いくつか。魔法反射はどちらにしても特性だから、砕け得ぬ闇なら突破でぶっ殺 (2013-01-18 13 51 07) あ、でもこれなら剛爪よりも牙の方が貫通で大防御抜けるから牙だな 魔王降臨してれば軽減特性は玲瓏が破壊しておいてくれるわけだし (2013-01-18 13 43 28) やらない夫:昂揚>玲瓏 アルテミス:砕け得ぬ闇 虚実崩壊 デアボリック・エミッション>アルビオン 玲瓏:魔王降臨 マテマス 闇の福音 ドルマ>占時 ナガレボシ・カイザー>アルビオン シャンティ:ルーツニニアン さばきのいかずち・祖龍の剛爪>アルビオン 下の方の案だけど、これなら1T目アルビオンに絶対回避でも大防御でもかなり削れるんじゃない? ナイトオブ使うたびにダメージ軽減増える奴なんだから早めに落としに行って悪い事はないでしょ (2013-01-18 13 42 05) 初手アルビオンに絶対回避、あると思います (2013-01-18 13 24 16) 2T目にイヴが異世界ナイトオブゼロやらかしたら、2Tかけて落とせるかも微妙ってのが何とも シャンティに貫通攻撃させとくか (2013-01-18 13 19 57) アルビオンの防御札の豊富さでカイジの命令を補ってるから、そこは読み合いでしょ 出落ちは諦めて2Tかけて倒す方が確実かもね。貫通・特性無視・必中のどれかは通るようにして (2013-01-18 13 16 06) アルビオン:ナイトオブゼロ だいぼうぎょ これで破壊する能力以外止まる。備えよう (2013-01-18 12 57 29) 魔法反射が特性自体の効果なのか、特性はマホカンタめいたものを張るだけの効果なのか で、破壊する能力が破壊できるかが決まる (2013-01-18 12 54 16) 両方想定するならエーリカPTvs裏御三家の案も詰めた方が良いと思う アルビオンから倒す案を出してくれてる人がいるけど魔法反射だから、そこだけ直した方が良さそうね (2013-01-18 12 52 26) 両方想定して損はないだろう (2013-01-18 12 49 14) え、裏先発でヒソカいる方と戦う想定なの? 相性的にシャンティを正攻法で倒せるのエーリカだけだから、意地でもエーリカをシャンティにあててくるんじゃないか? 多対多だと武士の極地の代わりに参の太刀使えるから8TでもMPもつし (2013-01-18 12 45 02) ↓2 カイザーはMPの続く限り何回でも撃てる。一応レヴァ剣使った方が強いね。 まあレヴァ剣カイザーなんて今まで何回撃ったことがあったかわからんけど。 (2013-01-18 12 43 29) マテマスだとカイザー打てるけど、片方特技になっちゃう これをうけながしされたらヤバめ (2013-01-18 12 40 18) 安心したまえ! カイジは指揮官命令攻撃よりだから強固は無いぞ! あいつの防御札は基本的に絶対回避だけだ!! ……エーリカの回避ゲーに依存し過ぎな気がしてる。ところで魔法オンリーって、玲瓏のカイザーフェニックスって複数回打てたっけ? (2013-01-18 12 37 15) うけながしがあるし、魔法回避が無いからヒソカは魔法オンリーで殴るのがいいのではないかというのと、 ヒソカのHP高いし、うけながしも考慮したら出落ちは厳しいんじゃないか。という考えから、蓮の出落ち推しで ただし、蓮を最初に落とす想定なら、 1.最速貫通ヒソカに伸縮自在の愛+グラムバインドを初手から狙ってくる 2.強固八重垣守護者>蓮のエルシィを玲瓏が落として蓮が武神魚翅に移行 の想定以外だと、ニニスはほぼ不要。ただし、上記の想定が割と厳しい (2013-01-18 12 30 33) カイジができるかばう貫通って、指揮官命令除けばエーリカのストライクバーストぐらいだろ 「実は貫通技が生えてきました~」って展開じゃなければニニスは基本要らない展開だと思う エルシィが『優しい悪魔』って能力生やしてたのが嫌な予感はしているけど解析せんとどうしようもない (2013-01-18 12 21 44) ヒソカ、HP2700はあるだろうからなぁ。でもカイジ、指揮官命令攻撃型なのにどうして初手ブッパできないんだろう 蓮も全体攻撃系が多いから、カリキュレでエルシィの自爆後に行動遅らせてアルテミスを完全破砕で攻撃しても一撃じゃ倒せないだろうし…… ヒソカの初手読みが重要かな。うけながし、バンジーガムストラグル、パリぺ、だいぼうぎょ、悪辣防御から2つ。あとカイジがヒソカに絶対回避打つ可能性ぐらいか (2013-01-18 12 17 17) シャンティが落ちている場合なら、1Tで倒すのを狙わなくて、かばう貫通で攻めればいいし シャンティは適当に【ヒャド】か【吹雪】の攻撃してれば悪辣でも、うけながしが自分に飛んでも、おkなんだよね (2013-01-18 12 09 49) ヒソカは初手全力ブッパじゃないと1Tで落とせる気がしない あと道化の災厄があるからアストロンすると次のターンでほぼシャンティが落ちる 初手でどうするかがわりとのっけから重要な読み合い勝負になってる (2013-01-18 11 58 56) ごめんなさい誤爆です。 (2013-01-18 11 29 06) こっちのパリぺが信用できなくなった以上裏御三家で殲滅するしかない。 (2013-01-18 11 26 52) ・ニニス装備する ・ヒソカに触らず蓮を単体攻撃で始末する ・ヒソカ落とすターンはアストロンシェル+かばう貫通 とりあえずこんなとこかね (2013-01-18 11 00 42) 玲瓏とシャンティに即死耐性ないから、イヴに注意な (2013-01-18 09 41 14) ヒソカはかばう貫通揃えりゃ怖くないが、ニニスシャンティだと悪辣が困る 蓮はニニスシャンティに堅牢で大体止まるが、ヒソカ対策にニニス抜くと完封が難しくなる ニニスシャンティで、シャンティが落ちるまではヒソカに触らなければ、悪辣の被害もないかな どうしてもヒソカ殴りたいなら、シャンティにアストロンすれば1Tは殴れるし (2013-01-18 07 06 25) だいたいそうじゃね (2013-01-18 02 54 38) 裏御三家、本気でカイジのPTと相性いいな。正直、SM対決とか言わないで裏御三家が2組いれば余裕で勝てる可能性がある (2013-01-18 02 23 37) やらない夫:昂揚>玲瓏 アルテミス:砕け得ぬ闇 虚実崩壊 デアボリック・エミッション>アルビオン 玲瓏:魔王降臨 マテマス 闇の福音 ドルマ>占時 ナガレボシ・カイザー>アルビオン シャンティ:ルーツニニアン さばきのいかずち・祖龍の剛爪>アルビオン もしカイジがエーリカ達を先出しした時のパターン。アルビオンをデオチさせれば、イヴを削り落して絶対命中や日記での鴨撃ちができる。必中手段もこの裏御三家は多いしね (2013-01-18 02 22 38) 装備はレミリアでいいんじゃない? 上手くブッパが刺されば6Tは裏で持つだろ。つーかカイジは指揮官命令が攻撃よりだからブッパを防ぐ手段がほぼ無い。怖いのはせいぜい、ヒソカに初手絶対回避とか初手だいぼうぎょとか神読みしたケースのみだし (2013-01-18 02 19 45) カイジ、初手の破壊力が無いからな。こっちはわりと安心してニニス抜きで初手ブッパができる (2013-01-18 02 14 41) 取りあえずシャンティがヒソカのダメコンと蓮の属性にぶっ刺さるしな 個人的にはヒソカさっさと落とした方がいい気もする (2013-01-18 01 28 49) ↓2まぁ、どちらにせよこっちのやることは変わらんな。エルシィ以外を削らんと話にならん メガザルダンスは全回復とか言われたらちょっと泣いちゃうかもしれんけど (2013-01-18 00 47 15) とりあえずニニス外そうぜ。外そうぜ (2013-01-18 00 43 49) ホム戦で思ったけどエルシィを仕事させようとすると、どうしても初手八重垣>蓮メガザルダンスになると思うんだ (2013-01-18 00 43 13) 8Tはありえない長さだな。ニア戦では14Tかかったがあれは例外だw (2013-01-18 00 39 54) 血継含めりゃ都合8ターン、耐えられると思うか?やられる前にやる以外の選択肢はたぶん無い (2013-01-18 00 37 11) 金剛大盾とか武道看破とかどうよ。エーリカも離脱制限あるから、長期戦に持ち込めばオイシイかもよ (2013-01-18 00 32 09) 見たトコ防げるが、ヒソカは後衛でも問題無いからどうだろう (2013-01-18 00 30 10) バンジーガムって緋色の魔眼で防げるの? (2013-01-18 00 28 30) 属性無効だろうが砕け得ぬ闇なら抜ける。つーか蓮は堅牢で止まるし、出落ち狙うならヒソカじゃね? (2013-01-18 00 27 32) 指揮官命令としてはランスロットアルビオンがウザいから一点突破で、かばう無視攻撃の豊富な裏でヒソカ始末する感じだな (2013-01-18 00 26 12) デオチ読みで、カイジが属性無効をちゃっかり取って1T目で切ってアルテミス対策してくる可能性あるんじゃない? (2013-01-18 00 25 25) それならいっそヒソカを先に落とすのはどうだろう? 2T目は玲瓏の最速を維持してエルシィ落としてボロボロのヒソカをおっつけ落とせばいい。属性吹雪にしてるのは別に領域してないからどうでもいいのと、万万が一かばう無視無効悪辣防御みたいなのをされたときにシャンティが特性で吸えるようにするため やらない夫:昂揚>シャンティ アルテミス:砕け得ぬ闇 虚実崩壊 デアボリック・エミッション>ヒソカ 玲瓏:鏖殺絶技 マテマス 吹雪>占時 シャッコウ・カイザー>ヒソカ シャンティ:魔眼 祖龍の剛牙>ヒソカ (2013-01-18 00 21 52) つーか連が死んだら御三家に変えて埋葬連打でええねん (2013-01-18 00 21 09) カイジ戦で先発裏PTが蓮PTとぶつかった場合を想定 やらない夫:昂揚>シャンティ アルテミス:砕け得ぬ闇 虚実崩壊 デアボリック・エミッション>蓮 玲瓏:闇の福音 マテマス ドルマ>占時 カイザー・シャッコウ>蓮 シャンティ:魔眼 祖龍の剛牙>ヒソカ 1T目アルテミスへのパリぺ読み、エルシィより先に蓮を落としてしまおう案。初手メガザルダンスだと効果が薄くなるけど、少なくとも悪辣防御はされないしエルシィにかばわれて先に落としちゃう事もない。魔眼は伸縮自在の愛と蓮の黄金中華斬舞対策。シャンティは道化の災厄が怖いのでヒソカ狙い。ド根性?まに子さんお願いします。余裕あればカイザーかシャッコウはヒソカに飛ばしてもいいかも。2T目に最速メガザルダンスに警戒 (2013-01-18 00 10 42) それならx枠潰しで……ああっ! 暴風神域中は耐性無視が出来るんだった! んじゃあ暴風神域展開したらバギで決まりだな。 (2013-01-17 19 45 42) 注意することメモ。ガッシュにドルマは基本NG。クセで占事>ドルマしないようにしよう 裏界の支配者 / 「ドルマ系」の攻撃を中確率で吸収~ そもそも暴風圏を使う案が主流になってるから、福音が上書きされて占事ドルマは意味無い (2013-01-17 17 26 48) 蘇生はシャンティ関連以外は大抵が駄策だから止めた方が無難 (2013-01-17 17 07 36) 次次ターン以降、久遠を生き返らせておけば攻撃誘導を使って攻撃そらせると思ったが メインプロセス1回分しか誘導できなかった・・・ (2013-01-17 17 02 13) ロスヴァイセじゃなくてブリュンビルデな (2013-01-17 09 05 47) ↓1 エンカレ>自分>シャンティの前のミス (2013-01-17 08 15 08) 8T キョン子:昂揚or回避or鉄壁>ガッシュ ロスヴァイセx>ザ・ワールド ガッシュ:ザ・ワールド>シャンティ エボルシャス・ベル ガッシュ:(ブラスの)エンカレ>シャンティ ザオリク>ユリン ↑読みなら↓こう?堅牢しねぇの怖過ぎて無理だな 堅牢>シャンティ 玲瓏:占事>無属性 イナビカリ>ガッシュ シャンティ:アルカナ マヒャデドス フィンブルと違い、魔法のデドスなら必中だし、スキガEXも関係無し ついでにエンカレ>シャンティ&ザオリク>ユリンでも シャンティが生きて全体攻撃できればユリンを狩れる可能性がある (2013-01-17 08 01 51) ifない夫はあれだ、コミュとかイベントで一切救済フラグ踏まない分、強化イベント引いてるんだ (2013-01-17 05 14 03) フェイスレスが頑張った (2013-01-17 03 36 20) 堅牢シャンティするとして後どうしようか (2013-01-17 03 35 27) ifパーティはどうやって優勝できたんだ、これ (2013-01-17 01 09 59) だむに確認するのが一番確実だと思うけどなぁ (2013-01-16 21 34 50) ↓ってことはできないってことか? (2013-01-16 21 26 46) 1行動消費してってのは、指揮官命令とは別にって事ね。わかりづらいから少し修正しとくわ (2013-01-16 21 24 37) GMに確認すれば良いやん。俺らがルール決めてる訳じぁないんだから 既存ルールで判断できないなら確認するしかないよ (2013-01-16 21 24 23) 一行動消費して〜の部分のことか? (2013-01-16 21 22 57) でもそれできたら不都合じゃないか?こっちはいいが、GM的に 蹂躙とかの効果もなくなるだろうし、ライダーリミットとか ほとんど意味はないが (2013-01-16 21 22 04) 騎手が騎獣の隊列に引っ張られるとはダムメモにも書いてあるが 騎手が降りて隊列移動できないとは書いてないな・・・ できない理由も思いつかないし、ちょっと降りて後ろいくだけだしなぁ (2013-01-16 21 17 42) え、どこに?騎乗者は騎獣と同じ隊列になるってだけで、動かせないとは書いてなくね? (2013-01-16 21 12 54) 騎乗は隊列変更できないって、これが根拠?できるように思えなくもないが 隊列について ・騎乗状態の騎手は騎獣と同じ隊列の扱いとなり、騎獣を先に倒された場合も同じ隊列となる(例:騎獣が前列の場合、騎手の隊列は前列となる) ・1行動を消費して自分のみ隊列移動が出来る (2013-01-16 21 11 59) 戦術指南見たら出来ないって書いてあったよ (2013-01-16 21 05 42) 玲瓏の現在HP1296 シャンティ分250回復で1546 うーん、今回シャンティ突破されて玲瓏に何ダメージ入るかだな その前にだな。騎乗状態で隊列変更できるのかの裁定が (2013-01-16 20 49 33) さくらに隊列補正無視は無いから、ランダム攻撃のばくれつは全部アストロンに吸われるか 悪くても玲瓏に超はどうだんなら、錬成後に受けられるHPあるなら作戦としては悪く無い? (2013-01-16 20 46 04) 騎乗状態で隊列変更ってできるっけ?いやシャンティ死んで生き返るから騎乗状態じゃなくなるのか? (2013-01-16 20 41 15) 練成してHPに余裕があるようなら隊列変更>後列>玲瓏ありじゃないか? シャンティ削りたいなら爆裂拳が安定だし、玲瓏に波動弾なら耐えられると思う (2013-01-16 20 38 27) ニニスの守護情報+未来王の情報がないとしたら一点貫通でアルテミスを殺すのがどう考えても最善だからな それ以外はありえないレベル (2013-01-16 20 37 23) 魂の錬成は見せてるからアルテミス狙いはあり得るんだよね (2013-01-16 20 31 01) ↓2俺はこれだと思うな。それだったらナガレボシとデアボ全部受けることになるから死なないかなぁドラゴン (2013-01-16 20 20 39) 忘れがちだけど鏖殺剣は後列から敵前列へ攻撃できる仕様だから 第二形態になって敵に妨害も行動不能技も無いなら玲瓏は後列でも良い 超はどうだんがあるサクラ相手じゃなければ使えたかもしれない作戦だ (2013-01-16 20 08 01) アルテミス潰し狙うなら キョン子>一点貫通 真ドラ 八重垣おうえんカリキュレ>さくら さくら 肉弾超はどうだん×2無の奥義 かな? 桜花炸裂の余波でシャンティも落とせるし (2013-01-16 20 03 46) 必中の超はどうだんが無ければ、ばくれつけん読みで アストロン&隊列変更>玲瓏>後列で、隊列補正の無いさくら封殺という奇策も使えたのに (2013-01-16 19 55 45) そんなん シャンティすぐ潰して玲瓏落とすまで狙うならそれ 執着と時計で玲瓏の先手取っても美味しくないし (2013-01-16 19 53 39) 昂揚>さくら さくら:無の境地y 肉弾戦王者x ばくれつけん ばくれつけん ドラゴン:ライフバスターx 守護者>さくら このターンってキョン子無難な手だとこんな? (2013-01-16 19 46 38) アルカナフォース使ってないからそれ警戒あるかもだけど、割と忘れてそうだ 高揚>玲瓏から光符“アマテラス”>玲瓏で全員テンション3とか考えたけど、アザースステップ安定かな (2013-01-16 19 43 56) あ、超はどうだんが必中だからシャンティがHP減ってるターンだと超はどうだん安定か こっちもアストロンはやっぱり微妙だな (2013-01-16 19 37 38) むしろこっちがアストロンでスカしても良いんじゃね? 日記するターンにシャンティはアストロンしてみるのはどうよ アルテミスも練成しなくて良くなるから攻撃できるぞ 相手はシャンティ倒すのが先だから日記読み命中も難しいだろうし (2013-01-16 19 26 47) アストロンはこの局面微妙 真ドラよりさくら生かさないと意味無いし、次元連結Aは庇ってないと条件満たせないから 真ドラだけ生かしてもなあ (2013-01-16 19 06 08) 血継限界はガッシュのみだからな。その点は楽ね。 (2013-01-16 18 56 28) ↓の案イナビカリに占時>ドルマした方が良くね? 前のターンで福音してるし、相手にドルマ無効にする手段ないはず (2013-01-16 18 37 00) 基本さくらしか狙わないからアストロンは考慮しなくて良いんじゃない?むしろしたら庇えないよね あと回避>さくらは↓の案だとイナビカリからいってるからとりあえず最初のターンは平気だよね (2013-01-16 17 08 21) 絶対回避>さくらとアストロンシェルでスカしってのもあるんじゃない? さすがにアストロン抱え落ちはしないっしょ (2013-01-16 16 45 47) 気迫EXが二回働くか、一回働いて真ドラゴンが落ちれば 無の奥義圏内まで行くな (2013-01-16 16 22 49) このターンに昂揚+気迫EXで3になり無の奥義使用、次のターンに再臨・昂揚・気迫EXで再度使用可能だ (2013-01-16 16 22 05) さくらには気迫EXがあって再臨モドキもあるから次のターンでいきなりテンション3になっても驚きはしない (2013-01-16 16 20 37) なんで魔眼って思ったけど、無の境地避けか (2013-01-16 16 19 40) 流石に次のターンまで無の奥義を使えるか? このターンに無の奥義くればテンション0か、ドラゴンがおうえんしても1だぜ? すばやさBのドラゴンじゃあさくらより早くは動け……さくらがカリキュレアルテミスを使ってきたら、出来るか? (2013-01-16 16 18 52) だよね ニア同様ニニスあたりでSP無駄にしてくれりゃどうにかなる目もあるんだが (2013-01-16 16 17 26) 次ターンのさくらを無の境地超ばくれつ拳×2の鉄壁命令読みで ドラゴンが生きてた場合 やらない夫:昂揚>玲瓏 アルテミス:魂の錬成 マジックバンク アザーステップ>シャンティ 玲瓏:適性戦術 臥龍 チェックメイト>シャンティ イナビカリ>さくら シャンティ:魔眼 祖龍の剛尾 ドラゴンが死んだ場合 やらない夫:系統半減>格闘>シャンティ アルテミス:魂の錬成 マジックバンク アマテラス>玲瓏 玲瓏:日記>自分 占時>ドルマ ナギ>さくら シャンティ:スラボ 暴風の鎧 (2013-01-16 16 14 09) 集と神武は真ドラさくらと比較的相性が良いけど 交代返しでガッシュvs神武・集になったらヤバい (2013-01-16 16 00 16) 集神武をさくら真ドラ相手に交代したりする意味ある? (2013-01-16 15 55 54) 玲瓏に時計読みの場合カリキュレ逆効果だからなあ このターンで使うか微妙 (2013-01-16 15 47 58) とりあえず執着を使わせんと駄目だよね、勝利への執着をガッシュに使わせるわけにはいかん このターン、さくらカリキュレ使ってくれないかなぁ…… (2013-01-16 14 24 20) ターン処理止まってるけど 終了後の状態予想出せないかな? (2013-01-16 14 05 52) ザ・ワールドエボルシャス!セレリティ(ノーコスト)!とか頭悪い事されるから (2013-01-16 13 56 20) カリキュレとかエンカレとか抱え落ちしたのは魔本でガッシュに拾われるだろうからねぇ 次にガッシュが出てきてエボベルしたら以降ずっと最速行動だと思っていいんじゃない (2013-01-16 13 48 50) 必要条件は、今のPT生き残りでガッシュの前に立たせないといけないでおk? 調整能力残ってれば一騎打ちで勝つかも知らんが、それ当てにするのはだめだし (2013-01-16 13 42 39) 切ったのは命中、鉄壁、命令再起 (2013-01-16 12 58 19) ところで回避って切ったっけ? (2013-01-16 12 48 42) このターンではどう足掻いても倒しきれない。 次のターンに鉄壁>さくらと真ドラゴンの守護者でさくらが耐え切る。真ドラゴンは死ぬだろう。 3ターン目にさくらが執着で相打ち、回避>ガッシュとザ・ワールドでもう勝ちの目が無いように思える (2013-01-16 12 45 12) 執着持ってるからどう足掻いてもさくらは動く。良くて相打ちだな。 で、ガッシュのブリュンヒルデ・ザ・ワールドとエンカレ最速行動で終了だ (2013-01-16 12 32 05) 鉄壁>さくらで受けられて、次のターンに キョン子 絶対回避>さくら さくら カリキュレイト>最速 ぶっぱ とかされたら怖いか? 玲瓏にアザステ カイザーで終わるか? (2013-01-16 12 22 58) 鉄壁>さくらで受かるぞそれ (2013-01-16 10 53 14) 本スレにあった次ターン案ペタリ 651修正 5T目 さくら:生、ドラゴン:生の場合 やらない夫:一点貫通>玲瓏 アルテミス:魂の錬成 アザステ>玲瓏 玲瓏:適正戦術>アンパッサン「シャンティ>玲瓏>アルテミス」 占事>ドルマ イナビカリ>さくら シャンティ:エンシェントブラッド 祖龍の剛牙>さくら or さくら:生、ドラゴン:死(4T目強固使用)の場合 やらない夫:意気昂揚>玲瓏 アルテミス:魂の錬成 アザステ>玲瓏 玲瓏:適正戦術>アンパッサン「シャンティ>玲瓏>アルテミス」 占事>ドルマ イナビカリ>さくら シャンティ:エンシェントブラッド 祖龍の剛爪>さくら (2013-01-16 10 40 49) エボルシャス・ベルに手番裂かないといけなくなるからそれならそれで・・・ あ、ブリュンヒルデザ・ワールド>エボルシャスとエンカレで死ねるか (2013-01-16 09 37 09) キョン子が介入とガッシュのカリキュレ使ったのはブラスのエンカレを魔本で拾う予定だったからじゃね? 実際ブラスはエンカレ使ってない。ガッシュはエンカレある想定で行った方が良いと思う (2013-01-16 09 03 15) 誘導はSP重い 多分切れない (2013-01-16 09 00 58) かするだけで集死ぬから誘導なんぞいらんよ。 亜北大会あたりで、ターン終了時に誰も立ってなかったら引き分けって裁定になってた (2013-01-16 08 59 30) 攻撃誘導>集 集:憑依合体>時かけ ジョイフル>神武 神武:{肉弾烈火 イナズマ×2 舞朱雀}×2 ・・・あれ、HMの最終ターンで敵がいなくなった場合ってどうなるんだろう。 ターン終了時に全員いなくなるなら引き分けだっけ? (2013-01-16 08 20 12) 絶対回避残されたら負け確だからな。 時かけジョイフルで神武にかけるしかないが、極とラシルドが抜けないんだよね (2013-01-16 07 52 49) シャンティザオリクで5Tまで生存する前提で考えてたけど、真ドラときどきマホカンタあったな ザオリクで復活、デアボ反射で死亡ってならないかな?一応死んだ時の案も考えるか (2013-01-16 07 52 26) 押し切れるっつーけどブリュンヒルデでのワールド残ってるしなあ。 星さえあれば時かけ豪快でなんとかなったかもしらんが、集のメインウエポン封殺されてるのがキツすぎる (2013-01-16 07 38 51) そうらい使えない集じゃあ決定力に欠けるからねぇ 烈火肉弾王者 イナズマイナズマあたり? (2013-01-16 03 11 02) とりあえずこいつらを片付けてからの話だけど。 最終的にはSP0にまで追い込んで、時かけジョイフルで押し切るんだっけ? (2013-01-16 02 51 45) 格闘半減は次切るのはだめかね (2013-01-16 01 41 55) ただガッシュはカリキュレ使ってるから、武力介入とカリキュレで押し切れる (2013-01-16 01 25 37) そういやガッシュ対神武集、バフないから素のすばやさじゃ負けてるんだよな (2013-01-16 00 25 53)
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/7342.html
前ページ次ページ異世界BASARA 拳骨を顔に受けたアルビオン兵が、絶叫しながら吹き飛ぶ。 その巻き添えで、直線上にいた何人もの兵士が同じように吹き飛んでいった。 攻撃を逃れたアルビオン兵士達は、恐る恐るその男を見る。 艦隊の砲弾を槍で弾き飛ばしたこの男は、突如として劣勢のトリステイン軍に味方したのである。 しかし、砲弾を弾いたとはいえたった1人……数で勝るこちらが勝つと誰もが考えていた。 それが間違いであったと気付いたのはすぐだった。 幸村は正に修羅羅刹の如く戦った。 飛んでくる魔法は左手のデルフリンガーで吸い取り、その隙に右手の槍で相手を切り崩す。 さらに、元からの体力とガンダールヴの力によって向上している身体能力…… メイジも兵もまるで歯が立たなかったのだ。 「遠くにいる野郎共は耳の穴かっぽじってよく聞けえええぇぇーー!!」 デルフリンガーの声にアルビオン兵一同は震え上がる。 「近からん者は!目にものを見よ!!!!!」 幸村が槍で敵を吹き飛ばしながら叫んだ。 「ルイズ殿が使い魔の真田幸村!!我此処に在りいいぃぃぃっっ!!!!」 「う、うわあああぁぁぁぁぁーーー!!!」 幸村の名乗りに、何人かの兵士が戦意を喪失して逃げ出した。 それを興奮した様子でルイズは見ている。 「ユ、ユキムラったら凄いじゃない!あいつ等をあんなに沢山……!!」 「ちょっと、凄いのはあなたの使い魔だけじゃないでしょ」 すると、横でルイズに突っかかる者がいた。 炎のように赤い髪をかき上げ、豊満な胸を揺らす女性……キュルケである。 そう、この戦いに駆けつけたのは幸村だけではないのだ。 キュルケは戦場に視線を向けた。 幸村の戦っている場所では兵士が宙を舞っている。 だが、別方向でも同じように人が派手に吹き飛んでいる所があった。 「おおぉぉらおらおらおらああああぁぁぁ!!」 その方向から雄叫びが聞こえたかと思うと、またアルビオンの兵が吹き飛ぶ。 そこに、大きな三叉槍を持った利家がいた。 利家は槍を振り回しながら周りの敵を次々に倒していった。 キュルケ達が忠勝と共に現れたのは、幸村が敵陣に突撃した直後であった。 『遅ればせながらこのキュルケ・アンハルツ・ツェルプストー、ゲルマニアの援軍として加勢させていただきますわ』 忠勝から降りたキュルケはアンリエッタに一礼して言うと、利家に一言「蹴散らしてきなさい」と命じた。 「どうしたどうした!腹でも減ったかぁ!?」 そして今に至る訳である。 「そろそろかしら……ちょっとそこのあなた?」 「へ?は、はい!」 突然声を掛けられたトリステインの兵士は慌てながら返事をした。 「兵糧はまだ余ってるんでしょ?ちょっと持ってきてちょうだい」 (うぅいかん……それがしの方が腹が減ってきたぞ) 槍術を駆使して戦う利家だったが、空腹になってきたのか、動きが鈍くなってきた。 しかし、敵は休む暇を与えず攻めかかってくる。 「トシイエ~~!!!!」 その時、遠くからキュルケが手に持った物を振りながら利家を呼んだ。 そして利家が振りかえると同時に、キュルケは持ってた物を勢いよく投げた。 「新しいご飯よぉ~~~!!」 「飯だあぁぁーーっ!!」 その瞬間、利家はいつもの数倍の反応速度で飛び上がると、投げられたパンを掴んで口に放り込んだ。 利家はそれをしばらく咀嚼する。 「……よっしゃああぁぁ!元気百倍だーー!!」 これでまた戦える…… 腹を満たして勢いを取り戻した利家は、勇猛果敢に戦い始めた。 さらに、空では竜騎士が目の前に存在する恐怖に震えていた。 人間離れした体躯に、見た事がない程巨大な槍…… そして真っ赤に光る眼が自分達を睨みつけている。 本多忠勝である。 「う……うおおぉぉぉーー!!!」 焦った竜騎士の1人が、火竜のブレスをその男に浴びせた。 だがそれをものともせず、忠勝は腕を伸ばし、火竜の首を掴むと一気に骨をへし折った。 そしてその火竜を掴んだまま、槍を一気に突き入れた。 槍は火竜の腹を突き破り、竜騎士にまで届く……空中で血煙が派手に飛び散った。 「……!!…」ヴィィィーーギュルルルル 忠勝は残った火竜の首を投げ捨てると、残った竜騎士達に視線を戻した。 「そうか……彼等も偽善者か……」 幸村達の戦いを見て、松永の苛立ちはさらに増す。 すると、松永は何かを思いついたのか船にいる船員を呼ぶ。 そして伝言を伝えると、吊るされた人質の1人に近づいて行った。 「母様……母様ぁ……」 船下から女の子の嗚咽が聞こえてくる。 先程、見せしめに落とされた人質の娘である。 「母に会いたいかね?」 ビクッとその子は体を震わせた。 小さいながらもその言葉の意味を理解した。次は自分が落とされる番であると…… 「や、やめて……」 震えながら懇願する。しかし、それを聞いた松永の顔は嘲笑うような表情であった。 「やめて?何故止める必要がある?」 持った剣をロープにあてがう。 「母と同じ所に行けるのだよ」 そして、一気に剣を引いて、ロープを切った。 「きゃあああああああぁぁぁぁぁ!!!!」 背後で聞こえた悲鳴に忠勝は振り返る。遠くで、縛られたまま落ちていく子供が目に飛び込んできた。 「…!?……」ギギキゴゴゴ!!! 背中のバーニアを吹かし、一気に加速する。 忠勝は下に先回りすると、そこで落ちてきた子供を受け止めた。 腕の中で抱きとめられた子供は、忠勝を見て怯えたが、自分が助けられたと分かると安堵の笑みを浮かべる。 「…………」ウィィィー、プシュー 忠勝もそれを見て安心したように音を発した。 「今だ。撃て」 その忠勝に向けて、レキシントン号の対艦砲が放たれた。 「!!??」ギュルロロロ!!!! 背中にこれまでにない衝撃を受け、忠勝の体は激しく揺れた。 と、さらに右肩に何かぶつかる。別の艦隊からの砲撃であった。 松永の合図で、一斉砲撃が開始されたのだ。 松永はこれを計算して人質を落としたのである。忠勝……いや、忠勝達の誰かが必ず助けに来ると。 「戦国最強……卿は偽善によって滅びたまえ……」 砲撃を受け、落下していく忠勝を見ながら松永は嗤った。 「忠勝殿!?」 「いかん!忠勝!!」 落下する忠勝は地上の幸村と利家からも見えた。 2人はそれぞれ走り出す。 「うおおおぉぉぉーー!邪魔だどけえぇーーいっ!!」 アルビオン兵を薙ぎ倒しながら幸村は猛進する。 再び空を見上げると、忠勝が黒い煙を上げながら落下していた。 だがまだ間に合う。真下で受け止めることが出来れば…… 突然、地を走っていた幸村が空中に舞った。 人を吹き飛ばす程の強風がいきなり吹いたのである。 驚愕した幸村だったが、すぐに確信した。風を操る者……奴だ。 「また私の邪魔をするか!ガンダールヴ!!」 幸村の予感通り、聞き覚えのある声が耳に届いた。 「やはり貴様か!ワルドオォ!!!!!」 前ページ次ページ異世界BASARA
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/4293.html
前ページ次ページナイトメイジ さて 女三人寄れば姦しい、などという言い方がある。 これが真実かどうかはともかく、今のルイズの部屋はまさに女三人で姦しくしていた。 「へえ、ルイズって小さい頃はそんなだったのね」 「ええ、そうなんです。屋根の上までするすると」 「ちょっと姫様。そんなことベルに教えないでください!」 魔法の光の中でおしゃべりに花を咲かせているのは、一応この部屋の主のルイズ、それに使い魔のベール=ゼファー、そして3人目は誰であろう、この国の王女アンリエッタである。 なぜ、王女ともあろう人が夜の魔法学院、しかも学生寮にいるのか。 ゲルマニア訪問の帰りにこの学院に行幸されたのである。 さらに、彼女の目当ては昔アンリエッタの遊び相手を務めていたルイズ。 それなら、昔話や武勇伝もいろいろあろうというもので、話題に尽きることはない。 「いいじゃない。ルイズ。それに、まだあるんですよ、そのあと……」 「ああ、もう姫様!第一、最後に私も負けないと言って一番高い屋根に上って降りられなくなって、その上……」 「ル、ルイズ!そのあとは言わないで!」 「いいえ、言います。ええ、言わせてもらいますとも」 「やめて!!」 叫ぶアンリエッタは体ごとルイズに向かって飛んでいく。 魔法は使っていないが、いきなり体当たりを食らってはルイズもひとたまりもない。 アンリエッタにのしかかられて、床に組み伏せられてしまう。 「いい?ベル」 負けじ時とルイズはアンリエッタの手を払いのけて言葉を続けようとするが 「やめて」 アンリエッタの手が即座に口を覆う 「姫様はね」 今度は口を覆った手をつかんで持ち上げるが 「お願い」 もう一方の手がさらに口の上に来る 「屋根の上で泣きながら」 「ルイズ、頼みますから」 「ふふ、うふふふふ。あははははははははははは」 突然ベルが笑い出す。 おなかを押さえて、体をくの字にして、両目に涙を浮かべ、息も絶え絶えに笑い続ける。 おかげで、アンリエッタとルイズもとっくみあいを忘れてしまっていた。 「わかったわ。もう、だいたいわかったわよ。姫様もルイズも随分お転婆だったのね。今も変わらないみたいだけど」 「そう……でしょうか?」 ルイズの隣に座り直し、怪訝な顔になって首をかしげるアンリエッタにベルは言い放つ。 「だって、お転婆じゃないと窓から入ってくるなんてしないでしょ」 「あ!」 とたんにアンリエッタは顔を真っ赤にしてうつむく。 膝の上でスカートの皺を伸ばしたり、作ったり。大変忙しい。 「それで……」 その忙しいアンリエッタに、ベルは目だけの薄い笑いを送った。 「ここに来たのは昔話が本題じゃないんでしょ?」 「え?」 うつむいた顔を上げたアンリエッタはベルの視線に射貫かれ、目が離せなくなる。 「姫様……?」 ルイズは心配げにアンリエッタを見るが、その唇はきつく結ばれている。 ただ、スカートをつかんだり離したりする手だけはさっきよりもずっとせわしなく動き続けていた。 ベルはアンリエッタの様子にもかまわす言葉を続けた。 「学院に来た目的は学生達の激励にかこつけた級友との面会、だけじゃないわよね。それなら、あなたがここに来るんじゃなくて王女としてルイズを呼べばいいだけのこと。ルイズは公爵家の娘だし、あなたとの関係も特に隠されているワケじゃない。周りの人だってちょっとは気を利かせてくれるでしょうね」 アンリエッタがスカートをぎゅっと握りしめる。 布が擦れる音がやけに大きく聞こえた。 「それなのに、あなたはここに来た。しかも窓から。誰にも気づかれないようにしたんでしょ?」 アンリエッタは答えない。 沈黙を確認したベルはさらに続けた。 「なら、本当にあなたが話したいことは旧友との昔話なんかじゃなくて余人には聞かせられないもっと別なことのはず。それは何かしら」 再び沈黙がルイズの部屋に満ちるが、今度はベルは何ごとも口にしない。 ただ、部屋で揺らめく魔法の光を映した瞳でアンリエッタを見つめている。 その視線を受けるアンリエッタは手を握りしめ、この耐え難い沈黙を誰かがどうにかしてくれるのを待っていた。 「姫様!」 なら、沈黙を破ろうとするものはこの部屋にはルイズしかいない。 アンリエッタの両肩に手を乗せ、その正面に立つのは自分の使い魔のベルからアンリエッタを守るためであったかもしれない。 「何かあるのでしたら、この私に話してください。必ずお力になって見せます」 「ルイズ……」 「姫様、どうかお話しください」 ベルからは目をそらしていたアンリエッタも、親友からは目をそらせなかった。 わずかに潤んだ目を1回の瞬きで隠した彼女は立ち上がり、ルイズとベルを同時に見る位置まで歩くと、覚悟を決めたのか、その口を開いた。 「今から話すことは、誰にも話してはいけません」 今回アンリエッタがゲルマニアを訪問した理由はゲルマニアとの同盟、そしてそのためにゲルマニア皇帝と婚姻の約定を交わすためだった。 この同盟は王室を倒さんとするアルビオンの貴族に対抗するためのものである。 それ故に、アルビオンの貴族達はこの同盟を破棄させる材料を探している。 では、その材料は存在するのか? 存在するのである。 しかも、それは今にもアルビオンの貴族に倒されようとしているアルビオン王家の皇太子ウェールズが所持しているというのだ。 「では姫様がここに来られたのは……」 「ええ、それを……」 そこまで言ったアンリエッタは突然壁に手をつき、熱病にうなされたように言葉を吐きだした。 「いいえ、私ったら何を考えていたのでしょう。貴族と王党派が戦いを繰り広げているアルビオンにあなたを赴かせようとしていたなんて。きっと、どうかしていたんだわ」 アンリエッタの背後でマントが翻る音がした。 振り返るアンリエッタの目の前には膝をついたルイズが頭を垂れていた。 「姫様、どうかその一件。土くれのフーケの犯行を阻止したこの私にお任せください」 「でも、ルイズ……」 ばさっ、もふっ 「姫様との友情、そして忠誠にかけて必ずその任務を果たして見せます」 ごそごそごそ 「ルイズ。ああ、ルイズ。感動しました。あなたとの友情と忠誠は一生忘れません」 ぐー 「私も決して忘れません。……って、なにやってんのよ、あんたわっ」 何のことはない。 ルイズとアンリエッタがその友情を確かめ合っている横ではベルが布団に潜り込み、寝息まで立てていたのだ。 「あ、終わった?」 「終わったじゃないわよ!何やってるのかって聞いてるのよ!」 「何って、寝てるのよ。あんまりにもつまらない話だから」 怒るルイズは布団をはぎ取り、ベルを引き起こす。 「つまらないじゃないわよ。ベルもアルビオンに行くのよ。わかってるの?」 「えー。私は嫌よ。そんなのただのお使いじゃない。全然おもしろくないわよ。そんなのをこの私に頼もうってのが気に入らないわ」 嫌そうだ。 ただ嫌そうなのではなく、大変嫌そうだ。 「ベルは私の使い魔でしょ!主人に従いなさいよ」 「いーや。そんなの人に頼むことじゃないわよ」 こうなるとベルはどうやっても言うことを聞かない。 以前は鞭で言うことを聞かせようかと試してみたが、ベルにそれが通用しないのは実証済みである。 そこでルイズは切り口を変えてみることにした。 ベルに効くかどうかはわからないが、とにかく試してみる。 「あのね、ベル。あなた、大公だって言ってたわよね」 「そーよ」 横でアンリエッタが「ベル様は大公だったのですか」と驚いているが、それはとりあえずは置いておく。 「だったら、いろいろ命令するでしょ。これはそれと同じなの」 ベルはため息をつき、やれやれと肩をすくめる。 「だから、命令するようなことじゃないのよ」 「じゃあ、どうするのよ」 その問いに対し、ベルはベッドの上で足を組みながらこう答えた。 「自分で行くのよ」 「は?ちょ、ちょっと待ってよ。自分で行くって本気?」 「本気よ」 ルイズは開いた口が塞がらない。 第一そんなことをする大公なんているはずがない。 ──やっぱりただの大嘘つき と、考えていたが同じことを聞いていたアンリエッタはまた違うことを考えていた。 「しかし、ベール・ゼファー様。大公のような身分にある方が自分で行動をするのは危険ではないですか?」 アンリエッタがベルの呼び名を変えている。 つまりアンリエッタがベルを身分の高い人物と認めた、ということである。 それに気づいたルイズがぎょっとしている間に話は続いていった。 「問題ないわ。私の持っている戦力の中で最大のものは私自身。それに、自分ほど信用のおけるものはいないわ。アルビオンに取りに行くのはかなり重要なものなのでしょう?」 目を伏せるアンリエッタは静かに考え込む。 ルイズは慌てて 「この使い魔の言うことは本気にしないでください」 と言ったが全く聞こえているようではない。 しばらくしてアンリエッタは精一杯力を込めた目を上げた。 「ルイズ、決めました。私はアルビオンに行きます」 「姫様!おやめください、危険です」 「その危険の中にあなただけ赴かせるわけには行きません。それに、これは私の失敗によるもの。ならば私自身で行かねばならないでしょう」 「ですが!」 ルイズははすでに悲鳴に近くなっている金切り声を上げる。 しかし、それもアンリエッタの意志を変えるまでには至らなかった。 「ですが私はベール・ゼファー様ほど私自身の戦力に自信はありません。ですからルイズ、ベール・ゼファー様、私に力を貸してください」 ルイズはもう一度アンリエッタに考え直すように言おうとしたが、徐々に強い意志を見せていくアンリエッタの言葉を聞いていくうちに、ルイズ自身が意志を変えざるを得なくなった。 「わかりました。姫様。必ずや姫様の御身を守らせていただきます。ベル、あんたもいいわね」 「まあ、それならいいわ。少し手伝ってあげる」 ルイズはベルの口の両端が少しだけ上がったのを見逃さなかった。 「じゃあ、まずは早速一つ手伝ってあげましょう」 そう言うとベルはさっきまで寝ていたベッドから下り、足を忍ばせて部屋のドアまで歩いていく。 ルイズは何をする気かと聞こうとしたが、声を出す前にベルが口元で人差し指を立てたので何も言わず見ておくことにした。 やがてベルは扉の前に着くと、それを思いっきり引っ張り、外からごろごろ転がり入ってきた何かを力一杯踏みつけた。 「まずはこれをどうするか、よね」 「い、いたたたたたた。やめ、やめ、やめてくれたまえ!」 転がり入ってきたモノそれは紛れもなく、 「あんた、ギーシュ!」 であった。 「まずは、今までの話をしっかり盗み聞きしていたこのデバガメ男をどうするかよね」 「デバガメって何よ」 「だいたい意味がわかればいいわよ。で、姫様。いかがなさいます?いっそのことここで殺してしまいますか?」 やけに殊勝でしかも物騒な言葉遣いのベルにルイズは警戒心を覚えるが、言っていること自体に間違いはない。 それに、盗み聞きをするような男など……。 ルイズは背中をぶるっと震わせた。 「待ってくれ。僕は姫様の力になりたいんだ。姫様、その一行に是非、このギーシュ・ド・グラモンをお加えください」 「だそうだけどどうする?」 水を向けられたアンリエッタは、ベルに踏みつけられて地面に這いつくばるギーシュの前にかがむと、結論を出した。 「いいでしょう。あなたの力も貸していただきます。ですが、わかっていますね?」 「は、はい。もちろんわかってます。姫様。他言無用、ですね」 アンリエッタは無言でうなずいた。 その後、アンリエッタはルイズ、ベルと今後の予定を相談した後に誰にも見つからないうちに帰っていった。 え?ギーシュはどうしたか? 彼は、ベルが足をのけたあとに 「君の体型なら、もっと控えめな下着の方がいい」 などと言って、床に顔面型のへこみを刻むほど踏まれたので相談に参加するどころではなかった。 「ふぅうううう」 2人だけになった部屋でルイズは深いため息をついた。 今晩はやけに長かったような気がする。 「姫様、変わられたわね」 「そう?」 ベルにはわからないだろうが、昔のことを知ってるルイズにしてみればものすごく変わっていた。 少なくとも、ベルの言葉を皮切りに自ら危地に飛び込むような人ではなかったはずだ。 「ん……?」 はて……何か引っかかりがある。 とても重要な引っかかりだ。 ──ベルの言葉を皮切りに? ──ベルの言葉? ──ベルの…… 「あぁああああああああああああっ!」 突如としてルイズはトリステイン全土に響き渡りそうな声を上げる。 それほどまでに重要な発見をしたのだ。 「ベル!あんた、姫様が自分でアルビオンに行く、と言うようにそそのかしたわね!」 考えてみれば、姫様にあんな発想ができるはずがない。 なら、この使い魔がうまく誘導したという以外にあるわけがない。 「さぁ、どうでしょう」 「あ、あ、あんたねえ」 「それに私がそそのかしたとしても、決めたのはアンリエッタ王女自身よ。私は一言も自分でいけ、とは言ってないわ」 「うぐ!」 その通りと言えばその通りだ。 それに、その気になっている姫様の考えを変えさせるチャンスは既にすぎている。 既にことは動き出しているのだ。 しかしルイズはせめてこの使い魔がさっきから浮かべている微笑を止めさせたかった。 「ま、まあ。そうね。でも、ベル。足を引っ張らないでね」 「私が?そんなことするはずないでしょ」 ルイズの声は少し固い。 心で渦巻く怒りを抑え、ルイズはベルをやり込めるべく言葉を選んでいった。 「でも、ベルって肝心なところで抜けてるじゃない。さっきの話だってほら、自分が動いたときには失敗することが多くて僕に任せたときは成功することが多いんじゃない?」 ── ── ── ── ── 「さ、明日は早いわ。お休みルイズ」 ベルはいきなり布団を頭までかぶってしまう。 「ちょ、ちょっと。もしかして図星?」 「ぐーぐーぐー」 既に狸寝入りの構えだ。 「今になって、不安になる反応しないでよーーーーー」 「ぐーぐーぐー」 トリステイン魔法学院学生寮、そのルイズの部屋。 この夜、そこの住人は二人して盛大に墓穴を掘りまくっていた。 前ページ次ページナイトメイジ
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/887.html
早朝、ルイズ達はアルビオンに向かう準備をしています するとギーシュが提案しました 「僕の使い魔を連れて行きたいんだ」 地面から大きなモグラ、ジャイアントモールが出てきます ギーシュは「僕の可愛いヴェルダンデ!」と抱きつきます 可愛いかどうかは見る人が見れば可愛いのでしょう ですが地中をかなりの速度で掘り進めるヴェルダンデとはいえ行き先は空中に浮かぶアルビオン 即座にルイズから却下されます 却下したときヴェルダンデは少し鼻を嗅いですぐにルイズを押し倒しました 「ちょ、ちょっと! 何なのよこのモグラ!?」 ルイズは身体をモグラの鼻で突き回され、地面をのたうちスカートが乱れたりします 「いやぁ、巨大モグラと戯れる美少女ってのは、ある意味官能的だな」 「・・・なにをやってるんですか」 途中まで見ていたドッピオがヴェルダンデを止めにかかります ですがジャイアントモールの力は強くキングクリムゾンのパワーでないと止めれませんでした ヴェルダンデの目線はルイズの一部分に釘付けでその目先を見たギーシュがこう言いました 「なるほど指輪か。ヴェルダンデは宝石が大好きだからね。 よく貴重な鉱石や宝石を僕のために見つけてきてくれるんだ」 「なるほど『土』系統のメイジには役立つ使い魔ってことですか・・・あ!」 押して勝てないと悟ったヴェルダンデはすぐさま地中をもぐってルイズの前に現れます また押し倒そうとしたその時、一陣の風が舞い上がりヴェルダンデを吹き飛ばしました 「なっ、何をするだァ――――ッ! 許さん!」 ギーシュが杖を抜いてわめきます。怒りのあまり言語が田舎臭くなっています ドッピオは瞬時にエピタフを発動し『敵』ではないことを判断しました 羽根帽子の男は一礼をして名乗ります 「僕は敵じゃない。姫殿下より、君達に同行する事を命じられた者だ 君達だけではやはり心許ないらしい。しかしお忍びの任務であるゆえ、一部隊をつける訳にもいかぬ。 そこで僕が指名されたって訳だ」 帽子を取ったその男は自分達より十歳は年上と思われるダンディな髭の男でした 「女王陛下の魔法衛士隊、グリフォン隊隊長、ワルド子爵だ。 すまない・・・婚約者がモグラに襲われているのを見て見ぬフリはできなくてね」 「・・・婚約者?」 ドッピオは疑いの眼差しでワルドと、ルイズを見くらべます ルイズは確か十六歳のはずだ。まあこの世界なら婚約者というものがあってもいいかもしれません だがワルドはどう見ても十歳くらい年上です。ロリコンか、ヴァリエール公爵家の家名目当てか ドッピオはなんとなく後者・・・何らかのモノがほしいために婚約しているように思えました 何せそのワルドの顔がかつてのボスのように仮面を被った様な顔なのですから ルイズは感動の再会を楽しんだ後、ドッピオとギーシュを紹介しました ワルドは最初、使い魔が人間ということに少々驚いていたようですがそのようなことなど気にしないようでした (・・・この程度なら化けの皮は剥がれない・・・か) ドッピオのみがワルドに対し疑念を抱く中、彼らはアルビオンへと旅立つ事になりました ちなみにヴェルダンデは「行き先はアルビオンだから」という理由で結局置いてく事に ギーシュは本当に別れを惜しんでいましたがその後 「・・・地中を掘ってるなら途中までばれない・・・」 と呟き、出発しました。いたはずのヴェルダンデはどこかに消えていました さて、一行は各自の移動手段を持って急いでいます ルイズとワルドは一つのグリフォンに乗っています。ギーシュとドッピオは学院の馬に 道中、ワルドはルイズに甘いささやきを繰り返します ギーシュは確実に数日かかるということに「ああ、モンモランシー。君に数日も会えないなんて・・・」などと言っています ルイズはワルドの甘いささやきを聞きながら、チラリ、チラリと後ろを見ています 見ているのは大げさな演技をして笑いを取ろうとしているギーシュ・・・ではなくドッピオのほうです ドッピオは無言で馬に乗っています どうやら慣れていないようで自分の能力を使っているようですがルイズには分かりません 自分に対して反応の無さが、ちょっと癪に障る。理由は解りませんが 「やけに後ろを気にするね。まさか、どちらかが君の恋人かい?」 ワルドは笑いながら、しかし真剣な眼差しで言っているようです 「こ、恋人なんかじゃないわ」 「そうか、ならよかった。婚約者に恋人がいるなんて聞いたらショックで死んでしまう」 「で、でも・・・親が決めた事だし」 「おや? 僕の小さなルイズ、僕の事が嫌いになったのかい?」 「・・・嫌いな訳ないじゃない」 ワルドは憧れの人 幼い日、婚約の正しい意味を知らなくとも、彼がずっと一緒にいてくれると思って、嬉しく思っていました 今ならその意味が解り、結婚という意味も解っています アンリエッタの政略結婚とは違う自分達の結婚を ですがルイズは何だかとっても複雑な気持ちになりました いざ結婚となるとどうしても気持ちが違うような気がしてならなかったのです (私は・・・ワルドのことが・・・) 好きか嫌いか、どちらと言われると好きなのでしょう 結婚するのかしないのか、好きなのに結婚が純粋に望めない (・・・今は姫の任務の遂行。ワルドのことは後回しよ!) 自分自身に対する疑念を考えるうちに港町ラ・ローシェルに到着しました ラ・ローシェルは峡谷に挟まれるようにあり岸壁を彫刻のように彫った建物が多数見受けられます おそらく土のメイジが作ったのでしょう。しかし港町なのになぜこんな山地にあるのでしょう 疑惑を持ったドッピオは空を見上げます 「・・・なるほど、空の港と言うわけですか」 それは船でした。空中に浮かぶその船はまさに圧巻 (ヴェルダンデがいけないと言う事はアルビオンは空にあるわけですか) 一行はラ・ローシェルで一番上等な『女神の杵』という宿に入った瞬間 「ハァ~イ、遅かったじゃない」 「きゅ、キュルケ!? 何であんたがここにいるのよ!」 と、いきなりの歓迎を受けました 一階は食堂になっていて、タバサもキュルケと同じテーブルで本を読んでいます キュルケはいきなりワルドににじり寄り 「お髭が素敵よ。あなた、情熱はご存知?」 当のワルドはキュルケを拒絶するように左手で押しやりました 「婚約者が誤解するといけないので、これ以上近づかないでくれたまえ」 そう言ってルイズを見るワルド。視線に気づきつまらなそうな顔をするキュルケ 「婚約者?あんたが?・・・ドッピオー!あなたを追いかけてきたのよ!」 「見事な対応変換だね」 「うるさいわよ。ギーシュ」 即座に矛先を変えてキュルケはドッピオの腕にしがみついてきます いくら追い払ってもやめないことは分かっていますがそれでも一応の望みをかけて追い払います 「ひとまず離れてください・・・大体何で貴女がここに・・・」 キュルケは簡潔に答えてくれました どうやら自分達が出かけるのが見つけたためタバサに頼んでシルフィードで送ってきてもらったようで その本人、タバサもこちらの行動に興味があったようで不満の色は見せていません 船について出来ることがないので宿屋の食堂でドッピオ達がくつろいでいると桟橋へ乗船交渉へ行ったワルドとルイズが帰ってきました 「アルビオン行きの船は明後日にならないと出ないらしい」 仕方ないからそれまでの間この街で時間を潰す事となり、早速ではあるが宿の部屋割りがワルドによって決定され鍵を渡されました キュルケとタバサが同室。ドッピオとギーシュも同室。ルイズとワルドは同室 婚約者だから当然ではあるがルイズはかなり動揺の様子 そしてその夜、ルイズとワルドは同じ部屋へと消えていきました 食堂ではギーシュが自棄酒を飲んでいました 「モンモランシー・・・ケティのことは誤解だって言ってるのに聞いてくれないんだよ?」 「はあ・・・」 ドッピオはその自棄酒に付き合っています。ちなみに肉体年齢ならもうとっくに三十路を過ぎているので酒は飲んでも大丈夫 キュルケはどうしたものかしらと思いつつワインを飲み、タバサは見かけによらず大食いなのか食事を続けています 「しかし、まさかルイズに婚約者がいたとはなぁ……」 「あら、ルイズにも手を出そうとしてるのかしら?」 ギーシュの呟きに乗ってきたのはキュルケ一人でした 「やれやれ、何でそういう勘違いをするかな。単純に驚いただけだよ。 それにしてもルイズにはできすぎた婚約者だな。 女王陛下の魔法衛士隊でグリフォン隊隊長……憧れるよ」 「でもあんな髭ヅラのおじさん、私ならお断りよ」 ここまでルイズ達を追いかけてきた最初の行動はすっかり忘却の彼方らしい。 「まっ、確かに年上すぎるかな。何歳なんだろうね? 三十には届いてないようだが」 「殿方っていうのはね、ドッピオくらいの年齢が丁度いいのよ 青春の真っ盛り、尤も自分が輝くときが一番良いに決まってるじゃない」 「まあ確かに。でもルイズは年齢より幼く見えるからなぁ」 「・・・・・・」 「あら?ドッピオ、もしかして寝てる?」 「酔いが回ったようだね。まったくこのくらいの酒で目を回すなんて情けない」 ちなみに飲んだ量はワイン一本程度です 結局、自棄酒はギーシュがドッピオを部屋に運ぶということで終了し キュルケと食事を終えたタバサも眠りに付くことで任務一日目を終えるのでした
https://w.atwiki.jp/whproject8th/pages/11.html
調和の陣営一覧 ALBION アルビオン AMAZONES アマゾン ARABY アラビィ BRETONNIA ブレトニア CATHAY キャセイ CULT OF ULRIC カルト・オヴ・ウルリック DWARFS ドワーフ EMPIRE エンパイア ESTALIA エスタリア HALFLINGS ハーフリング HIGH ELVES ハイエルフ KINGDOMS OF IND キングダム・オヴ・インド KISLEV キスレヴ NIPPON ニッポン LIZARDMEN リザードマン WOOD ELVES ウッドエルフ
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/3776.html
「その肉を食らえば不老不死となり、死ぬほどの傷を受けても必ず治る、とか」 モット邸の地下大浴場で、乱馬とルイズはシエスタを救い出した。だがそこには、異様なものがいた。 『なりそこない』と呼ばれる化け物と、『波濤』の二つ名を持つ中年貴族、ジュール・ド・モット伯爵。 多くの平民の娘を攫い、なぶりものにしていたという噂だが……まさか。 「モットの傷が、消えた……!」 「てめえ……食ったんだな? その《人魚の肉》とやらを!」 ひへっ、とモットが笑う。目がぎょろりと大きく、牙の並んだ口から吐く息は魚臭い。 「ああ、食ったさ。お蔭で私はこの通り、不老不死の身となった。 幸い、私は適性があった。水のトライアングル・メイジであることがよかったのかも知れぬ」 ルイズが青い顔をして、乱馬にしがみつく。剣を構える乱馬の顔にも脂汗が滲む。 「《人魚の肉》は人体を大きく変化させる秘薬ゆえ、毒性も強い。 適性のない者が口にすると、毒が回って即死するか、この通り化け物になってしまうのさ。 理性も知性もない、ただ生き続け、人肉を求めて暴れ続ける、醜い怪物……『なりそこない』に」 浴槽の中では、『なりそこない』が蹲っている。そいつは切り落とされた右手を拾い、元通りにくっつけて立ち上がる。 乱馬は失神しているシエスタにメイド服を被せ、ルイズに預けて下がらせる。 ここは地下、出入り口はモットたちの背後にある一箇所のみ。どうにかこの場を切り抜けねばならない。 「人肉……! じゃあ、その怪物は、てめえが作った失敗作か!」 「まあ、そんなところだ。昨日は随分ご活躍だったね、ミス・ヴァリエールにミス・ランマ。 噂どおり女から男に変身するとは、興味深いが……いかに公爵家の令嬢とその従者でも、 貴族の邸宅に武装して侵入するとは、無礼ではないかな? どうせそこのメイドを取り戻しに来たのだろう、君らも密かに始末させてもらおう」 モットは自分の杖を振り上げ、浴槽の湯を何条もの槍に変えて放った。 「ルイズ、危ねえっ!」 乱馬はルイズとシエスタを抱きかかえ、超人的な跳躍でモットの攻撃を回避する。 直撃すれば、人間の体など容易く貫くであろう威力だ。 隠し持っていたナイフを数本、顔面めがけて投げつけるが、奴らは不死身だ。 距離を取ればモットの魔法が、近付けば怪物の爪が襲ってくる。 「これだけの『水』がある場所で、『ゼロ』と平民がトライアングル・メイジに敵うはずはなかろう? 大人しく殺されて、私どもの昼食になってくれんかなあ。証拠も残さず食べてやるよ」 乱馬が、ぴくっと反応する。 「私ども? ……てめえも人食いかよ! ふざけんなぁ!!」 「不老不死になったはいいが、不完全でね。人肉や《人魚の肉》や、『なりそこない』の肉を食わないと、 飢えがどうしても満たされないんだ。頼むよ、数ヶ月に一度のことだからさあ」 モットのおぞましい答えに、震えながらルイズもたずねる。 「……モット、あんたがそこの『なりそこない』を食べないのは……まさか」 「あれは、私の妻だ。死に病に取りつかれているときに、とある筋から《人魚の肉》を手に入れた。 せっかくだから、私も食べてみたら、この有様だよ。それに段々、私も妻に近づいてきた……」 その時、一陣の風が吹き込んできた! 「『エア・カッター』!!」 「ぐげっ」 水平に放たれた風の刃は、モットと妻の背中に深手を負わせる。ばしゃんと二匹は前のめりに倒れた。 浴場の扉を開けたのは、見覚えのある男。 「ワルド!! ど、どうしてここに?」 「間に合ったか、なによりだ。枢機卿からモット伯の様子がおかしいと聞いてね、調査を始めていたんだ。 そうしたら、君たちがモットの屋敷に行ったというじゃないか。急いで駆けつけたんだよ。 まったく、僕に一言告げてくれればよいものを」 これは強力な助っ人だ。乱馬の顔にも、強気な笑みが浮かぶ。 「へっ、シャクだけど助かったぜ。あいつらはもう……化け物だ」 「……ああ。これが、こいつのやっていたことだ。 好色な貴族を演じて平民の女を集め、密かに食料や人体実験の材料にしては、始末していたわけだ」 「じ、人体実験……!?」 むくりとモットが起き上がる。背中の傷口は、どんどん塞がっていく。 「ひへっ、そうだよ。水の系統の本質は『心身の変化』、その知識で研究を続けておったが、けっこう苦労していたんだ。 《人魚の肉》はそのままでは毒が強くて、なかなか不死身にはなれないし、調理したりしてみても毒は消しにくい。 毒がなくなるとただの魚の肉ってことだし、毒にも薬にもなるとは、このことよのぉ」 「……許さない。命を侮辱しているわ、あんたの行為は」 ルイズの感想に、ワルドも肯く。 「それに奴は『売国奴』だ。アルビオンの反政府勢力《レコン・キスタ》との繋がりも掴んだ。 奴らが化け物になったのも、おそらくは……」 「よく調べ上げていたもんだ。その通り、私は《レコン・キスタ》の一員さ。 人魚が漂着したというダングルテールには、アルビオンの移民が住み着いていたからなあ」 話を聞き終わり、ワルドが杖の先を、すっと化け物たちに向ける。 「事情は分かった。お前たちはこの場で始末する、モット夫妻」 「始末? あいつらは不死身なのよ、ワルド!」 「さっきモットの部屋に忍び込んで、研究記録を漁ってみた。胸糞が悪くなるようだったが、弱点は見つけたよ」 「それはいったい……」 にっ、とワルドが笑う。戦い慣れした、精悍な鷹のような顔つきだ。 「簡単だ。首を刎ねるか、灰になるまで焼き尽くすかすれば、あれらでも死ぬ。 僕が風の刃で、奴らの首を刎ね飛ばせばいいということだ。 ミス……今は男だが、ミス・ランマ。危険だからルイズとメイドを連れて、下がっていたまえ」 化け物とは言え、殺しはしたくない乱馬にとっては、悔しいようなほっとしたような話だ。 だが、気にかかることがある。 「なあ、ひとついいか? あんた、わざわざモットの部屋で調べものをしてから、ここへ来たってのか?」 「いや、今まで『もう一人の僕』がモットの部屋にいたのだよ。 まあ見ているがいい、風の系統の上位魔法、『遍在(ユビキタス)』を……」 ワルドが呪文を唱えると、ズズッと彼の姿が増えていく。たちまちモット夫妻の前に、5人のワルドが現れた。 「「風はあらゆる場所に吹き渡る。その系統をきわめた者は、自らの分身をも作り出せるのさ! 喰らえ化け物ども、『ライトニング・クラウド』!!」」 ワルドたちが杖から稲妻を放ち、浴槽の中の怪物たちを感電させる!! 「「が・ああああああ!!」」 「今だ、『エア・カッター』!!」 ドッ、と鈍い音がして、二匹の化け物の首が飛んだ。 血飛沫が飛び散り、バチャッと首のない死骸が浴槽に倒れる。 「……し、死んだの?」 「ああ、動かなくなった。……だが安心はできんな、あとで焼いて灰にしよう。 危険な存在だから、アカデミーに渡すわけにもいかないな。 このあとの処理は、僕が枢機卿に連絡して詔勅を頼む。部下にこの屋敷を制圧させておくよ。 ルイズ、ミス・ランマ、君たちはメイドとともに、急いで学院に帰りたまえ」 乱馬は唇を噛み締め、拳を握り締める。 「《レコン・キスタ》って奴らは、こんな酷いことをする連中なのか……」 「ああ、そういう奴らさ。六千年続いた始祖ブリミル以来の王権を否定し、異常な革命思想に凝り固まっている。 それにアルビオンのみならず、ハルケギニア全土の反王権貴族を繋ぐ秘密結社でもある。 実を言えば、僕も昔勧誘されたんだが、断ったよ」 ワルドが眉を吊り上げ、胸に下げた銀細工のロケットを握り締める。 「亡くなった両親を生き返らせ、永遠の命を与えてやろう、などとぬかしたのでな!! こんな事だったか!!」 やがてワルドの部下たちがモットの屋敷に突入し、使用人たちの身柄を確保する。 後始末を彼らに任せ、らんまとルイズは、シエスタとともに学院に帰還することにした。 ワルドがねぎらいの言葉をかけ、今後の行動について連絡する。 「ルイズ、ミス・ランマ。とにかく今日は休み、明日の朝ラ・ロシェールへ出発しよう。 そこからアルビオンのスカボロー港へ行き、ニューカッスル城へどうにかして潜入する。 途中で《王党派》と接触できれば、ニューカッスルまで直行できるかも知れんが……」 そして、その日の夜。らんまは夕食を済ませてからも厨房に居座っている。 シエスタもマルトーも大歓迎だ。心配したルイズもついでに来ている。 「……ちぇっ、フーケの時は良牙に助けられたし、今回はワルドにいいとこを持って行かれちまったな。 俺が自力で倒したのは、まだギーシュだけかよ。面白くねえ……」 「いいんじゃない、トライアングル・メイジに武器だけじゃ、対抗するのは無理な話よ。 私の護衛としてはよくやったわ、ランマ。かっこよかったわよ」 「そ、そうですわ! ランマさんは、私の命の恩人です! 人の命を奪うより、命を救うほうが尊いに決まっていますわ!」 「おうよ! すげえじゃねえか、貴族の陰謀を暴いて大立ち回りをやらかして、シエスタを連れ戻してくるなんてよ! やっぱりおめえは『我らの剣』だぜ、ランマ!!」 ルイズ、シエスタ、マルトー。三者三様に、口々にらんまを誉めそやす。不機嫌だったらんまは自信を取り戻した。 「はは、くすぐってえな。じゃあシエスタさん、明日の朝は早めに出発するんで、よろしく。 ご主人様にくっついての旅行で、一週間ぐらい留守にしますから」 「まあ、大変! 一日分でもお弁当作りましょうか?」 シエスタに世話を焼かれるらんまを見て、今度はルイズが不機嫌になる。 「……ふんだ、モテモテねランマ。女のくせに、女の子とベタベタしちゃって」 「へっ、妬いてんのかよご主人様っ。男嫌いの女好きだもんなっ」 「え゛、ミス・ヴァリエールにそんなご趣味が……」 「ちちち違うわよっ! ランマ、あんた帰ったらしばらくご飯抜きっ!」 「いいですわよー、シエスタさんに食べさせてもらいますもの、ほーほほほほ」 ぷち、とルイズが軽く切れた。 「でええい、あんたはもっと男らしくしなさいっ!! おおおお男女!!」 「俺はおと……女でいっ!!」 「お二人とも落ち着いて、何を言っているのかよく分かりませんわ」 ギャーギャー騒がしくするうちに、ルイズもらんまもいつもの調子を取り戻す。 いよいよ明日から、アルビオン潜入の秘密任務が始まるのだ。 翌朝。ルイズとワルド、それにらんまは、学院の正門前に集合し、ラ・ロシェールへ出発した。 乗るのは馬ではなく、ワルドのグリフォンだ。これなら馬よりよほど速いし、揺れも少ない。 「でも大丈夫かな、三人も乗っけてよー」 「ハハハ、僕はともかく、君たち二人は羽のように軽いから大丈夫さ! 振り落とされないよう、僕にしっかり掴まっていたまえ!」 「遠慮しとくぜ。デルフも持ったし、一応良牙もブタのまま連れてきたけど、まだ目を覚まさねえな」 ひょいとらんまが、荷物から『Pちゃん』を取り出す。それを見て、ワルドが頭を掻く。 「いやあ、まさかそのブタが、あの無礼なバンダナ男だったとはね。 ミス・ランマの友人に悪い事をした、ラ・ロシェールで治療薬を買うよ。 どうせ『スヴェルの夜』までには少し間があるし、英気を養ってからアルビオンへ行くとしよう」 「そうね、モットの事件で疲れているし。軍資金は大丈夫なの?」 「任せておきたまえ、僕のルイズ。一番上等な宿屋を取ってあげるさ」 その頃、トリステイン魔法学院の、タバサの部屋では。 「タバサ! ねぇタバサ! シルフィードを出して、ルイズたちを追いかけましょうよ!!」 「私も疲れている。休ませて」 タバサはガリア王国の『北花壇騎士』であり、無理難題じみた困難な任務にいつも駆り出される。 昨日も地下の非合法カジノに潜入し、その謎を暴いてきたところなのだ。 しかしキュルケは諦めない。 「むうーっ、あのワルド子爵っていい男が気になるのよ! タバサは興味ないの?」 「ない」 「……そうねえ、じゃあ『はしばみ草』を一か月分プレゼントするから、どう?」 「分かった」 色気より食い気だ。あっさりとタバサはOKし、窓の外に使い魔の風竜シルフィードを呼び寄せる。 と、そこへ現れたのは、金髪の色男ギーシュ・ド・グラモンだ。 「やあ諸君、おはよう! こんな朝早くからお出かけかい? どうせルイズとミス・ランマを追いかけるんだろ、僕も連れて行ってくれないかな? このヴェルダンデくんの鼻があれば、彼女たちを追跡するのは容易い事さ」 「でえっ、ギーシュ……ま、いいか。じゃあ、ギーシュもシルフィードに乗りなさいな」 「ヴェルダンデは別行動させて。重いから」 「きゅいきゅい!」 かくして、三人はルイズたちを追跡する事になった。 さて、目指すアルビオン大陸のニューカッスル城では、《レコン・キスタ》による攻撃が激しさを増していた。 巨大戦艦『レキシントン』を始め、アルビオンの誇る強大な空軍力はことごとく彼らの手中に落ち、 全土からこの地に集結した軍勢は万を持って数えるほどだ。 テューダー王家の皇太子ウェールズは、城の窓辺から外を眺め、端正な顔に苦渋の色を浮かべる。 「残るは僅か300名と、この小型船『イーグル』だけか。絶体絶命だな」 「否! ウェールズよ、戦は数ばかりが勝ちに繋がるとは限らんぞ。 いつ如何なる時も勝機を見出し、あらゆる汚い手段を用いても生き抜くのじゃ! 我らアルビオンのテューダー王家は、六千年の長きにわたりそうやって存続してきたのじゃからのう! ……あ、それビンゴ」(パチッ) ウェールズは、苦渋の色をより深め、背後の父につっこみをいれる。 「父上……お言葉はご立派ですが、何をしておいでで?」 「侍従のパリーと賭けチェスをしておる。ほーれ、そちの負けじゃー」 「陛下、ご無礼ながら先ほど、イカサマをなさいましたな?」 「なーんの事じゃー? バレねばイカサマではないわ、見破ってみい。 次はポーカーで勝負しようかのう、ひょーひょひょひょひょ」 彼こそはアルビオン王国の国王、ジェームズ一世『博打王』。無類の博打好きで悪名高い。 老いたりとは言えその眼光は炯炯として、感情を表に出しやすく、性格はせこくて馬鹿。 対面すればその独特の顔は、人を笑わせずにはおれないものがある。 ウェールズは振り返り、怒りに震えてゲーム盤をばんと叩いた。 「ち・ち・う・え!! あーなたがそーんな調子だから、貴族どもに侮られ、 今日のような国家存亡の危機を招いたのですぞ!! 猛省してくださいっ!!」 「ふふふふふ、博打とは怖いものよのう。国庫は火の車が猛回転しておったし」 「その上、相場に陛下自ら手をお出しになるからですぞっ。とほほほ、屋台骨が腐っておりましたわい」 国を憂い嘆く老侍従のパリー。ふー、とウェールズは溜息をつき、自力で何とかする方法を思いつく。 「パリー、将兵の中から人相の良くないのを集めて来い。『イーグル』を海賊船に仕立てて、物資を奪ってくる。 我らの先祖もそうやって急場をしのいだものだからな」 「承知いたしました、ウェールズ殿下」 「ほほほ、頼もしいぞ、わが息子よ! 天晴れ天晴れ」 はしゃぐ博打王ジェームズに、ウェールズとパリーは、もう一度盛大な溜息をついた。 (続く)
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/3481.html
前ページ次ページSnakeTales Z 蛇の使い魔 一段ごとにしなる階段を上っていく。 階段の隙間から、闇夜の眼下に、ラ・ロシェールの街の明かりが見えた。 「命のともし火だな。」 「…私はこれを背負っているのね。」 ワルドとルイズが呟く。 また足を動かす。今度は誰も話さない。 だが、少し変だ。 足音がひとつ…多い。 スネークが後ろを振り返る。 先ほどフーケのゴーレムの上にいた仮面の男が飛び上がり、ルイズの背後に立った。 「ルイズ!」 「え?」 仮面の男がルイズを抱え上げる。 スネークがナイフを引き抜き、切りつける。うまく、仮面の男のみを切りつけた。 しかし、浅い。スネークを蹴り飛ばす仮面の男。 その隙を突いてワルドが風の槌で男を殴りつける。 全身を強打し、ルイズから手を離す男。 しかし、その手放した位置が悪い。ルイズが空中に投げ出される。 ワルドが飛び上がり、ルイズを抱きとめた。 「先に行け!」 スネークが叫ぶ。 ワルドはルイズを抱えたまま、階段へ戻って、走り出した。 スネークが男とワルドの間に割り込む。 対峙する二人。 仮面の男が杖を引き抜いた。 詠唱を開始する男。 空気が冷たく感じる。男が呪文を完成させる。 「相棒!俺を盾にしろ!」 呪文が来る! 盾になるものはデルフしかない。 デルフを引き抜き、盾のように構えるスネーク。 「『ライトニング・クラウド』!!!」 呪文の正体に気がついたデルフが叫ぶ。 空気を裂き、男の体から稲妻が走る。 デルフによって捻じ曲げられた稲妻が、スネークの左腕と腰を貫く。 「ぐぉおおおおおお!!!!!!!!!」 人体が焼けるにおいがする。 左腕が火傷を負っていた。 「『エア・ハンマー』だ!!気をつけろ、相棒!!」 間髪入れずに男が呪文を詠唱する。 詠唱が完成する前に、ソーコムを右腕のみで迎え撃つ。 ダンッ!! 発射した一発が男の額を貫く。 力なく倒れ、奈落の底へと落下していった。 膝を突くスネーク。息が荒い。 「よう相棒、まだ生きてるか?」 「もちろんだ。」 「被害は?」 「左腕に火傷。それと、ステルス迷彩が電撃で壊れた。」 ステルス迷彩を取り出すスネーク。 ステルス迷彩は黒くこげていた。 これでは二度と使えないだろう。 ただ、それのおかげで腰にダメージはない。 「さっきの電撃は『ライトニング・クラウド』だ。 『風』系統の強力な呪文だ。アイツ、相当の使い手のようだな。」 先ほどの電撃を思い出す。 もう喰らいたくない。 「急ぐぞ、デルフ。」 「おうよ。」 痛む左腕をかばいながら、階段を上り始めた。 階段を駆け上がり、一本の枝を進むと、一艘の船が停泊していた。 船上ではルイズとワルドが待っていた。 「スネーク、大丈夫!?」 「火傷を負った。」 左腕を捲り上げる。 傷口の一部が炭化している。 自然回復は望み薄だ。 「ふむ、水の治療薬を分けてくれないか?」 ワルドが船長らしき平民に話しかける。 「お安い御用でさ。」 船員が缶を手渡す。 これが治療薬だそうだ。 字が読めないため、言われない限り何なのか分からなかった。 「これを塗れば、一発でさ。」 「すまない。」 礼をいい、船に乗り込む。 船が『風石』によって浮かび上がる。 帆と羽が風を受けて動き出した。 出港だ。 船倉でスネークは火傷の治療を行っていた。 その治療薬の効果に驚くスネーク。 「みるみるうちに回復していくな。」 完治はせずとも、動かせるようにはなった。 さすがは魔法、か。 「到着は明日の昼だ。寝ておきたまえ。」 「すまない。」 ワルドの言葉に素直に従う。 疲れきった体を横たえ、眠るスネーク。 ルイズが難しい顔でスネークを見つめる。 「仮眠を取れるときに取る。これは戦士の基本だよ。 君も寝ておきなさい。」 ルイズもワルドに言われ眠った。 翌朝。 扉の隙間からまばゆい朝日が差し込む。 その光で目を覚ますスネーク。 一緒にルイズも目を覚ます。 ワルドは既に目を覚ましていた。 「よく眠れたかね、どうだ気分は?」 「振動ベッドで熟睡させてもらった。一人で眠るにはもったいないくらいだ。」 もちろん、硬く、揺れる床のベッドなど気持ちのいいものではない。 朝日を浴びに、外へ出る。 天気がいい。下は雲だらけだが、上は抜けるような青空だ。すがすがしい風が顔を撫ぜる。 「そろそろアルビオンが見えるはずだ。。」 「下は雲だらけだぞ。一体何処に大陸がある?」 「何処見てるのよ。アルビオンはあっち。」 ルイズが空中を指差す。指差す方を仰ぐスネーク。 そこには巨大な雲しかないはずだ。 だが、その中にアルビオンは存在した。 「大陸が…浮いている…。」 「浮遊大陸アルビオン。その名の通り、宙に浮いた国。 月に何度かハルケギニアの上空に飛来するのよ。 それと、アルビオンは『白の国』とも呼ばれているわ。 大陸から溢れた水が霧のようになって、アルビオンの下半分を覆うから。」 ルイズが平らな胸を張って説明する。 スネークに彼の知らないことを教えるのが嬉しいようだ。 「それにしても驚いた。」 「どうして?」 「大陸が浮いているなんて事、俺の常識からは考えようもなかったもんでね。」 貴重な体験をした。この光景を目に焼き付けておこう。 「右舷上方・雲中より、アンノウン接近中!」 レッドアラート。鐘楼の見張りが叫ぶ。 右舷上方から、この船より一回り大きい黒船が近づいてくる。 舷側の穴からは大砲が顔をのぞかせている。 「大砲なんてあるのか。」 「感心してる場合じゃないわよ!」 のんきなスネークと焦るルイズ。 ワルドは表情を変えない。真っ直ぐと黒船を見つめている。 「反乱勢…貴族派の軍艦かも知れないな。」 「旗は掲げていないようだぞ。それでも軍艦と言うのか?」 「旗を掲げていない…、空賊かしら…。」 ルイズがかすかに震える。 ワルドがその肩を抱いた。 ドーンッ!!! 黒船が威嚇射撃をする。 「全員抵抗するな!抵抗したものには容赦しない!」 黒船からメガホンを持った男が大声で怒鳴った。 こちらに向かってフリント・ロック銃や弓が構えられ、鉤つきロープがルイズたちの乗った船の舷縁にひっかかる。 それぞれ獲物をもって、屈強な男たちがロープを伝ってやってくる。 「パーレイ…って通じないか?とにかく、勘弁してくれ。」 早速服従するスネーク。 その頭を思いっきりルイズが叩いた。 「いきなり負けてんじゃないわよ!」 「『匹夫の勇、一人に敵するものなり』」 文句も言わず、それだけ言うスネーク。 「何それ?」 「無闇に戦いを求める愚か者の勇気は、一人の敵を相手にするのが精いっぱい、と言う意味だ。 まずは数を考えろ。これだけの武装した相手を無傷で倒すなど、不可能な話だ。」 正論で返され、ぐうの音も出ないルイズ。 先ほどまで騒いでいたワルドのグリフォンも静かになっている。どうやら魔法で眠らされたようだ。 「船長は何処だ!?」 派手な格好の一人の空賊が降り立ち言った。 肌は日焼けだろうか、赤銅色で、随分たくましい胸板だ、 シャツは油で黒く、胸をはだけさせていて、左目には眼帯。 どうやら空賊の頭らしい。 「わ、私だ。」 声を上ずらせながら船長が手を上げる。 髪の毛から足の指まで小刻みに震えている。 頭が曲刀を船長の喉下に突きつける。 「船の名前と積荷は?」 「ト、トリステインの『マリー・ガラント』号。積荷は硫黄だ。」 頭がニヤリと笑い、船長の帽子を取り上げ、自分がかぶった。 「この船は俺たちが買った!代金はお前らの命だ!」 今度は屈辱で震える船長。 それから頭は甲板のルイズとワルドに気がついた。 大股で近づく頭。 「貴族まで乗せているのか!こいつぁいい!身代金をたんまりせしめてやる!」 頭がルイズの顎を手で持ち上げる。 「たいした別嬪だな。こいつは俺たちの船で皿洗いかもな!」 男たちが下品に笑う。 ルイズの目が怒りに燃える。 頭の手をぴしゃりと跳ね除け、にらみつけた。 「生意気な餓鬼だな。少しは立場をわきまえろ。」 「下がれ、下郎。」 「はっ!威勢だけはいいじゃねぇか!気の強い女は嫌いじゃないぜ!」 怒りに震えるルイズ。 スネークの手を引き、前に突き出し、命令する。 「スネーク、やっちゃいなさい!」 「あぁ?なんだおめぇは?」 「あー、いや俺はただの平m「私の使い魔よ!」……。」 さらに男たちが笑う。 「人間が使い魔?これは笑える!いいジョークだ!」 「トリステインの貴族はいよいよ人間まで使い魔にしやがった!」 口々にスネークをののしる。 スネークは空賊を気にしてはいないが、ルイズに呆れていた。 余計な情報を与えた。まったく、厄介な事を…。 「おい、野郎ども!この使い魔殿は船首の船倉に、こちらの貴族は船尾の船倉にお連れしろ!」 前ページ次ページSnakeTales Z 蛇の使い魔
https://w.atwiki.jp/blueroses/pages/2.html
メニュー トップページ システム よくある質問 雑多情報 キャラクター ロシェ アリシア マリウス クレア ベリー ミレーユ ユーフェミア ジェイラス ポル ジャック ブリジット ヒース 妖精 ラトリス プラカブ ラブル キュリー アルビオン 攻略 攻略チャート フリーバトル 妖精会話 宝箱 アイテム 武器 アクセサリ 道具 リンク @wiki @wikiご利用ガイド 他のサービス 無料ホームページ作成 無料ブログ作成 2ch型掲示板レンタル 無料掲示板レンタル お絵かきレンタル 無料ソーシャルプロフ ここを編集
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/6044.html
前ページ次ページナイトメイジ 洞窟の中は静かに、ただひたすらに静かだった。 死者はなにも語らず、死者と語らう姫君はなにも口にせず、それを見下ろす少女もまた沈黙を守っていた。 それを破るのはベール・ゼファー。 全てを知っているような声がルイズとアンリエッタの耳に滑り込む。 「終わったみたいね」 「どこ行ってたのよ」 「ちょっと、ね」 戻ってきたベルは1人でない。 「なんで、王党派の王子が?この方は本当にトリステインの王女様なんですか?いったい何が起こってたんですか?」 と、うろたえる竜騎士の少年を連れていた。 ベルはその少年を下から──少年の背はベルより頭2つ弱ほど高い──小突いて黙らせる。 「足を調達して来たのよ。空の上からトリステインに帰るには必要でしょ」 「そうだけど……」 「それなら帰りましょう。行き先はトリスタニアでいいわよね?」 何か言いくるめられたような気がしたが、ここにいつまでもは居られない。 文句を言ってやりたいのをぐっと押さえたルイズの了承はアンリエッタの声で遮られた。 「まずラグドリアン湖に行ってください」 風竜が雲を突き破ると視界は一気に開ける。 前には少し陰った空、下には広がる雲。 このままアルビオンに残し、再びクロムウェルの手で蹂躙させたくない。 そのアンリエッタのたっての願いによりウェールズ王子の遺骸は風竜に乗せられ、別れを惜しむ彼女の手に抱かれている。 強く吹く風が周りの雲を掃き散らかし、遙か後ろの巨大なアルビオン大陸の姿を明らかにした。 だが絶えず霧に包まれる大陸がそのベールを外すのはわずかの間。 アンリエッタが見つめるうちに再び雲は折り重なり、大陸をその中に飲み込んでいった。 ルイズはそんなアンリエッタの姿を彼女が再びウェールズの遺骸に目を移すまでじっと見つめ続けていた。 どこまでも広い水面を持つラグドリアン湖は、どこまでも静かにどこまでも続く夜空を鏡のように映していた。 この静けさと空から見下ろす二つの月と同様に、この地はアンリエッタとウェールズがかつて愛を誓いあった時のままのように見えた。 ──本当に? 変わってしまったのかも知れない。 ルイズには知らないうちに世界が変わってしまったように思えた。 そう、変わらないものなどない。 太古の昔からあるはずのラグドリアン湖も姿を変えているではないか。 三年前、湖のこの畔に来たときには岸からほど近いところに大きな岩があった。 今はその岩はもう姿が無く、かわりに沖合に以前はなかった岩が小さく頭を見せている。 アンリエッタはその岩と青い月の重なる水面にウェールズを横たえた。 既にその体には温かみは欠片も残っておらず、冷たい湖水の一部になったよう。 杖とルーンにより紡がれたアンリエッタの魔法は無数の波紋を作る。 やがて波紋は波となり、その中にあるウェールズの遺骸を湖の底深くに連れ去った。 「これでもう誰もあなたを操ることはできません」 アンリエッタは濡れた片手を空に掲げる。 「誓約を聞き届けるというラグドリアン湖の水の精霊、そして水のルビーに誓います」 その指にある水のルビーが蒼月の光を受け、青く輝いた。 「ルイズ、あなたも証人になってください」 ルイズは頷き、アンリエッタの声を一つも聞き逃すまいと耳を澄ませる。 「私はいずれ再びアルビオンに戻りります」 アンリエッタは口をつぐみ、下唇を噛む。 その痛みを持って心に深く誓いを刻み込んだ。 「そして、簒奪者クロムウェルに報いを与えましょう」 「姫様」 ルイズもまたアンリエッタの誓いを心に刻む。 「私も手伝わせていただきます」 それはルイズ自身の誓いとなった。 その夜もトリステインの王宮は平穏の中にあった。 近々戦争が起こるという噂が流れ、衛士による警備は以前に比べ厳しくはなっていたものの静かであることには変わりない。 ただ残念なことに彼らは密かに城内に侵入した者達に気づいておらず、しかもその侵入者達は事もあろうに彼らが守るべき王女の寝所にいた。 もっとも、その侵入者達とは王女自身であったのだが。 「そういえばルイズ、一つ聞きたいんだけど」 「なに?」 無事、戻ってこれた。 この部屋に着いてやっとそれを実感する。 同時に体に積み重なった疲れが一気に吹き出した。 体が重くて床に座り込んでしまったしいるし、変わり身をしていたシエスタに手伝わせてメイド服から王女としての服に着替えているアンリエッタの足下もどことなくおぼつかない。 そこに話しかけてきたのが一緒に戻ってきたはずなのにまだまだ元気なベルだ。 「ルイズって魔法が使えなかったんでしょ」 「そうよ」 「いつの間に使えるようになったの?」 「いつの間にって……」 「ほら、何かきっかけがあったんじゃない?」 「きっかけ……」 最初にディスペル・マジックを使った時にルイズはアンリエッタと供にニューカッスル城にいた。 その前に何があっただろうか。 ルイズはそれを思い出そうと目をつぶった。 まぶたが瞳を覆い、闇が訪れる。 そう、あの時ルイズは闇に似たものの中にいた。 その中でルイズにルーンをもたらしたものがあった。 目を閉じたままルイズはゆっくり考える。 ──あれは確か…… 「オルゴール」 「オルゴール?」 「そう、オルゴールの音が聞こえてきたの。それと一緒にルーンが聞こえてきて、それで使えたの」 「オルゴール……ね」 今度はベルが考える番だった。 組み直した足に蹴られたスカートがばさりと音を立てた。 「そんなの聞こえなかったわよ」 「聞こえてたわよ。そうよ、歌も聞こえてたわ」 「歌?」 「そう、こんなの」 神の左手ガンダールヴ。勇猛果敢な神の盾。左に握った大剣と、右につかんだ長槍で、導きし我を守りきる。 神の右手がヴィンダールヴ。心優しき神の笛。あらゆる獣を操りて、導きし我を運ぶは地海空。 神の頭脳はミュズニトニルン。知恵のかたまり神の本。あらゆる知恵をため込みて、導きし我に助言を呈す。 そして最後にもう1人……。記すことさえはばかれる……。 四人の僕を従えて、我はこの地にやってきた……。 その歌は一度しか聞いたことがないはずなのに思いの外すらすらと思い出せた。 いや、本当は何度も何度も聞いていたのかも知れない。 魔法で心を縛られている間、ルイズに目覚めろ、起きろと何度も何度も。 「それなら」 ベルが窓に駆け寄る。 大きく開けると冷たい風が吹き込んだ。 「行きましょう」 「どこへ?」 「もちろんアルビオンへ」 「ちょっと!待ちなさいよ」 ルイズは慌ててベルを止める。 冗談ではない。 本当に冗談ではないのかもしれない。 この使い魔は冗談のようなことを言う時ほど本気のことがある。 「今からアルビオンへ?無茶言わないでよ。危ないわ」 「いいじゃない。そのルイズには聞こえて、私には聞こえない音を出すオルゴールはルイズが魔法を使えるようになった鍵なのよ。持ってきてないんでしょ」 「そうだけど、前よりずっと危なくなっているわ」 「そのくらい何とかなるわよ」 「そのくらいって!」 そのくらいをどのくらいと思っているのかはルイズにはわからないが、とにかく今のアルビオンは以前とは比べものにならないくらい危険になっているはずだ。 しかし無謀にもこの使い魔はそんなものはお構いなし。 必死で止めるのも聞かず、それどころかルイズの手を掴んで窓から飛び降りようとまでする。 「お待ちください」 アンリエッタが止めなければ強引なベルは本当にルイズをアルビオンに連れ去っていたかも知れない。 「ベール・ゼファー様。今、アルビオンに行くことは私も反対です」 「でもね、ルイズの魔法に関わるのよ。使い魔の私としては……ね」 「なによ」 「べつに」 横目で見られてルイズは何となく嫌な気分がした。 「オルゴールの変わりのものがあります」 「……へえ」 目の色を少しだけ変えたベルが窓から離れ、机のそばの椅子を引っ張ってそこに座る。 手を離されたルイズは座る場所もなく、そのまま立っていた。 「音のでないオルゴールには心当たりがあります。おそらくそれは始祖のオルゴールです」 「それで?」 「実物は私も見たことがありません。ただアルビオン王家に伝わる壊れたオルゴールが始祖のオルゴールとして伝わっているという話を聞いただけです」 「で、そのオルゴールがトリステインにもあるの?」 「いいえ。ですがそれによく似たものがあります。始祖の祈祷書です」 「でも、姫様。それは……本当に本物なのですか?」 始祖の祈祷書。それはハルケギニアで最も多い始祖の秘宝とも言われているものだ。 一冊しかないはずの始祖が記したとされる祈祷書は、その実ハルケギニア各地に存在し、それを所有する貴族、寺院、王室、果ては詐欺師までもが自らの持つ祈祷書こそ本物であると主張している。 「多くの専門家はトリステイン王室に伝わる祈祷書は間違いなく偽物であると言っています」 「それじゃ意味ないわね」 「私もそう思っていました。ですが今のルイズとベール・ゼファー様の話を聞いて確信しました。我が王家に伝わる祈祷書こそ本物です」 「なぜ?」 「トリステイン王室の祈祷書が偽物と断定された理由は全てのページに何一つ書き記されていない事なのです」 「音の聞こえない壊れたオルゴール、誰も読めない白紙の祈祷書……そういうわけね。それで、その祈祷書は見せてもらえるの?」 アンリエッタは頷きながら答える。 「ですが、すぐにというわけには……。祈祷書は代々、王室の結婚式において使われたという意味において価値を持っています。ですから、それなりの理由で後日ルイズに貸し出すことになります」 「いいわ。それからもう一つ欲しいものがあるわ」 怪訝な顔をするアンリエッタを見ながらベルは言葉を続ける。 「ルイズがつけている指輪が欲しいの」 「指輪って、これ?」 ルイズの指にはニューカッスル城の教会からずっと風のルビーが嵌っていた。 「ねえ、ルイズ。クロムウェルが虚無の魔法を使った時のことを思いだしてみて。忘れてないわよね」 もちろん忘れるはずがない。 ウェールズを蘇らせた時も、心を操る魔法を使った時もクロムウェルの指にあった指輪が妖しく輝いていた。 「あの指輪も虚無の魔法の鍵ね。で、ルイズが魔法を使った時にもその指輪が手にあった。持ってた方がいいでしょ」 「でも、これってウェールズ様の形見よ。それなら姫様に渡した方が……」 「アンリエッタ、どう?」 アンリエッタの指にあるのは誓いと願いをかけた証の水のルビー。 それをきつく握りしめる。 「ルイズ、あなたが持っていてください」 「……預からせていただきます」 ルイズもまた重みを増したようにすら思える風のルビーを握りしめた。 「さてと」 ベルは笑みを浮かべながら窓から夜空を見上げる。 「次のゲームはどうなるのかしら」 人がいかなる事を思おうとも素知らぬふうに、月と星がそこにあった。 月に照らされる巨大な宮殿。 ここはガリアの王宮グラン・トロワ。 その最も奥の部屋に作られたハルケギニアを模した箱庭の前に座る男こそガリア王ジョゼフである。 「ほう、ほう。なるほど。よく教えてくれたミューズよ。そのような者がいるとはな」 ジョゼフが話しかけるのは人間ではない。 さりとて知恵のある他の生き物でもない。 黒髪の女性を模した人形に話しかけ、その言葉に耳を傾けているのだ。 「さて、ならばいかにするか」 ジョゼフは人形を箱庭に戻し、椅子に深く座り直す。 「サイを振りなさい」 そばに控えていた小姓がサイコロを二つ降る。 「ナイトメイジか。ベール・ゼファーとやら。このハルケギニアというゲーム盤は既に私が使っているのだよ。そこに割り込みたいのであれば、ふさわしい指し手であることを証明してもらわねばな。まずはこの目を持って試させてもらおう」 二つのサイコロはやがて動きを止め、その目を合計した一つの数字を出す。 「ほほう、11。そうかそうか。それなら……」 王の声を聞き、動き出す者が闇にいる。 それを称して人は暗躍という。 ラグドリアン湖。 ここにも夜の闇に躍る者がいた。 「まだ死に切れていないようね。あの魔法の力?それとも愛の力?執念と言った方がいいかしら。 でも嫌いじゃないわそういうの。だから、あなたにチャンスを与えてあげる。あなたが望むなら彼女を守らせてあげてもいいわ。ただし、ただじゃないわ。けど悪い話じゃないでしょ。クロムウェルと違って取引なんだから。それでもいい?そう、なら変わりなさい。私の力で」 叫び声を上げたワルドは悪夢にうなされた自らの声で目を覚ました自分に気づいた ベッドに寝かされ、上を向く目にはロウソクの光に照らされた天井が見える。 光をたどり巡らせた視線が扉にむくと、それは耳障りな音を立てて開いた。 「目がさめたみたいだね」 揺らめく炎を映す眼鏡をかけたその顔にワルドは見覚えがあった。 元のサウスゴータ太守の娘というマチルダという女だ。 「どうなったのだ?俺は」 「ベール・ゼファーにやられたのさ。ひどい傷だったみたいだけど手加減してもらったみたいだね。明日には動けるようになるって話だよ」 「ぐっ!」 ワルドは悪夢を思い出す。 そうだ、ベール・ゼファーだ。 俺を打ちのめし、母の肖像を消した女。 「おのれ……必ず倒してくれる」 そばに立つマチルダがコップに水をくむ コップと一緒に差し出した彼女の声はやけにさめていた。 「まだやる気なのかい?」 「無論だ。このまま終わりはしない」 「そうかい」 ワルドはその声に何か含むものがあるような気がした。 ただ何となくではあったが。 「やつを知っているのか?」 「まあね」 マチルダは部屋に置かれている花瓶から花の一輪を取り上げ、指先でもてあそぶ。 「あんたがもう一度あいつと戦って、それでも生きていたら教えてやるさ」 花弁の一つ床に落ちた。 それは何かを暗示しているのだろうか。 マントと金髪を風になびかせ、その目を遠くに向ける男が崖に立つ。 その者は赤い月を背負うラ・ロシェールの大樹を見上げ、手に持つ薔薇の一輪にキスをした口で呟いた。 「遅いな……みんな。まだかな。早く帰ってこないかな。おーい」 その者の名はギーシュ・ド・グラモンと言った。 その頃のアンリエッタ 「何か忘れているような……」 その頃のちょっとお出かけしていたベル 「忘れているってことはたいしたことじゃないわよね」 その頃のシエスタ 「何かあったんですか」 その頃のルイズ 「どうでもいいことね。きっと」 前ページ次ページナイトメイジ